6月12日、NTTコミュニケーションズはセキュリティ対策のアウトソーシングサービス「Bizマネージドセキュリティサービス」を発表した。豊富なセキュリティメニューと運用レベルが用意され、クラウドやオンプレミスのICT環境を多層的に防御するという。
専門のセキュリティアナリストが複数のセキュリティログを相関分析し、潜在リスクの見える化する。また、社外からの標的型攻撃などの新たな脅威に対抗する不正侵入対策、社外への情報漏えい対策、イントラネット環境における異常なふるまい検知などの多層的なセキュリティ管理を実現するという。これにより、PCなどの端末機器から、ネットワーク、サーバー、アプリケーション、コンテンツまでフルレイヤーのセキュリティ対策が可能になる。
セキュリティサービスの適用イメージ
- リスクモニタリング
- 専門アナリストによる独自の分析手法で、アプリケーションやネットワークの利用状況を解析。潜在リスクを見える化し、最適なセキュリティ対策の実行を支援する。脆弱性診断、プロファイリングなどのメニューが提供される。
- 不正アクセス／ウイルス対策
- 社外からの不正アクセスやウイルスの侵入を検知／防御するとともに、LAN/WANの境界や端末間、仮想マシン間での被害拡大も防ぐ。また、標的型攻撃など新たな脅威への対応として、ネットワーク上でやり取りされるファイルを解析し、悪性ファイルを判別する。ネットワークセキュリティ、Webアクセスセキュリティ、E-mailセキュリティ、アプリケーション/データベースセキュリティ、PC/サーバーセキュリティなどのメニューが用意される。
- 情報漏えい対策
- 社外への情報の漏えいを防止する。データセキュリティメニューが用意される。
サービスの提供においては、NTT Comのセキュリティオペレーションセンター（SOC）と、欧米で高い実績を持つセキュリティ専門のグループ会社Integralis社やSecode社のSOCが連携。24時間365日のセキュリティマネジメント体制を構築している。これにより、世界13か国・400名強のセキュリティ専門家によるグローバルシームレスな体制で統合的なセキュリティ対策を実現するという。
サービス概要と参考価格は以下の通り。なお、先日発表された「Bizホスティング Enterprise Cloud」ではオプションとして提供される。
