6月4日、富士通は企業向けPC向けのラインナップを一新し、Ultrabookを含むノートPC「LIFEBOOK」を7シリーズ27機種、デスクトップPC「ESPRIMO」を2シリーズ12機種、そしてシンクライアント「FUTRO(ヒューロー)」3機種を国内販売すると発表した。
「LIFEBOOK U772/E」は、「MADE IN JAPAN」が特徴の1つであり、指紋センサーとセキュリティチップ搭載による、充実したセキュリティ機能を兼ね備えるUltrabook。
SSDとHDDの併用が可能ながら最薄部9.0mm、最厚部15.6 mmの薄型筐体を実現。14.0型液晶(1366×768ドット)を搭載し、CPUにIvy BridgeのCore i5-3427U(1.80GHz、2コア/4スレッド)を採用する。
天板・底面にマグネシウム合金を使用し、天板全面加圧試験で200kgfをクリアするなど、薄型化と堅牢性を両立。休止状態からの高速起動、軽量スリムなスティック型ACアダプターの採用、最大9.0時間の長時間駆動などにより、快適・安心なモバイル利用が可能という。出荷開始は6月下旬で、価格は25万円から。
「LIFEBOOK N532/E」は、17.3型液晶(1600×900ドット)という大型ディスプレイ、テンキー付きキーボードを搭載するノートPC。CPUは、Core i5-3320MやCore i3-2370M(2.40GHz)、Celeron B820(1.70GHz)、Celeron B730(1.80GHz)に対応し、セキュリティやHDD変更などのカスタマイズが行なえる。
出荷開始は6月中旬で、価格は14万9500円から。
デスクトップPCのESPRIMOシリーズは、運用管理業務を支援する「vPro テクノロジー」に対応した「ESPRIMO D752/E」、豊富なカスタマイズが可能な「ESPRIMO D582/E」、液晶一体型モデル「ESPRIMO K553/E」などを用意。
オプションで、世界初という手のひら静脈センサー内蔵キーボードを用意。手をかざすだけの簡単な操作で、手軽に本人認証が行なえるという。
また、待機時の消費電力をゼロにするメインスイッチ、ディスプレイの電源の消し忘れを防ぐ「電源連動型サービスコンセント」、液晶一体型モデルにおいてもディスプレイの電源のみを切ることができる「ディスプレイの電源を切る」など、消費電力を低減する機能が盛り込まれている。
ラインナップがそろったシンクライアント
シンクライアントの「FUTRO」では、小型筐体(42×185×185mm)採用の小型デスクトップ型「FUTRO A300」が追加。これにより、デスクトップ、小型デスクトップ、A4ノート、B5モバイルのフルラインナップがそろったという。
また、B5モバイル型の「FUTRO MP702」は、4つのボタンの組み合わせで認証を行なう「セキュリティボタン」、スマートカードリーダ/ライタを標準装備。モバイル端末として安心してご利用いただけるとしている。