5月16日、NTTコミュニケーションズらは6月6日に行なわれるIPv6の普及に向けた世界規模のイベント「World IPv6 Launch」にWebサービス事業者として参加すると発表した。
World IPv6 Launchは、6月6日の日本時間午前9時以降、世界の大手ISPやハードウェアメーカー、Webサービス事業者などが、各社の製品やサービスに対しIPv6を恒久的に有効にすることで、IPv6の展開を促進するもの。昨年行なわれた「World IPv6 Day」は24時間のIPv6対応を行なったが、今回のWorld IPv6 Launchは恒久的な対応を目指す点が大きな特徴だ。NTTコミュニケーションズのグループとして参加を表明したのは、同社に加え、NTTぷらら、NTTPCコミュニケーションズ、そして米国ニューヨークに本社を置くNTT Americaとなる。
NTTコミュニケーションズは2001年にサービス提供を開始した「OCN IPv6トンネル接続サービス」をはじめ、IPv4/IPv6デュアルサービスの商用展開、NTT ComグループサイトのIPv6対応など、早くからIPv6への対応を実施している。また、2011年6月には、NTT東日本/西日本が開始したフレッツ 光ネクストのIPv6サービスである「インターネット(IPv6 PPPoE)接続」に対応。アクセス回線にフレッツ 光ネクストを利用したOCNサービスにおいて、IPv6アドレスでインターネット接続を行なえるIPv6機能の無料オプション提供を開始している。ほかに同年8月には、このサービスに対応した無線LAN対応ブロードバンドルーター「DS-RA01」の販売を開始している。
今回のWorld IPv6 launchに合わせ、企業向けOCNサービス、個人向けOCNサービスで新規入会のユーザーを対象としたキャンペーンを実施する予定だという。