2010年にOpteronは
Socket C32とSocket G34に切り替わる
2010年3月に、Opteronは製品ラインナップを整理。「Opteron 6000」シリーズと「Opteron 4000」シリーズに編成された。最初に登場したのは、MCM構造を取った8/12コアの「Opteron 6100」シリーズ。それから3ヵ月ほど遅れて、MCMではない「Opteron 4100」シリーズが投入されている。
これらの製品に使われているコアは、既存のShanghai/Istanbulコアそのままである。特に「Lisbon」の場合、既存のOpteron x300/x400シリーズとの差は以下の2点だけだ。
- DDR3メモリーをサポート
- パッケージを「Socket C32」に変更
C32は1、2プロセッサー構成用ということで、HyperTransport Linkは2本のみとされ、うち1本がCPU同士の接続に、もう1本はチップセットとの接続用とされる(図1)。
他方で、「Socket G34」は2、4プロセッサー構成用となっており、こちらは2つのダイをパッケージ上に搭載して、ダイ間を2本のHyperTransport Linkでつなぐという構成になっている(図2)。
ちなみにこのHyperTransport Linkは、片方がx16でもう片方はx8という構成になっている。もともと「Barcelona」(2007年のクアッドコアOpteron)以降のダイは、x16のHyperTransport Linkを4本搭載し、これをx8×8として使うことも可能だった。そのため、この構成だと本来ならx8 Linkが両方のダイで1本ずつ余るはずだが、これを無理に使うのはやめたようだ。
また、結果としてHyperTransport Linkが4本ずつ出ているので、これを使えば8プロセッサー以上の構成も可能であるが、現実問題として4プロセッサーまでで制限されている。これはHyperTransport Linkがプロセッサーの数(厳密に言えばノード数)を3bitで管理しており、図2の構成だとひとつのパッケージに2つのノードがある計算になるので、4プロセッサー構成でノード数の上限に達してしまうからである。
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