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ICONIAブランドマネージャが描くタブレット戦略

何でもできるタブレットでいいのか?──Acerに聞く

2011年07月11日 09時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 3万円台と入手しやすい価格のAndroidタブレット「ICONIA TAB A500」が日本エイサーから発売となり、話題となっている(関連記事)。

ICONIA TAB A500

 iPad人気を背景に市場が立ち上がりつつある、タッチ=タブレットデバイス。国内外で新製品が続々と登場している。その中で日本エイサーはどのような立ち位置を目指していくのか。プロダクト&マーケティングコミュニケーション部のシニアプロダクトマネージャーを務める、山下昌宏氏にお話を伺った。


ICONIAは楽しみを提供するブランド

 タブレット系製品に使われている“ICONIA”(アイコニア)は、昨年エイサーが立ち上げたブランドだ。

日本エイサーの山下昌宏氏。手にしているのはWindowsベースのW500(左)とAndroidベースのA500(右)だ

 最初に発表されたのが、14型のマルチタッチ液晶ディスプレーを2画面利用した「Windows 7 タッチブック」と呼ばれる製品。

 発表は昨年12月。国内では「ICONIA-F54E」の型番で、5月から販売が始まっている。ハードキーボードは持たない、コンセプト重視の製品だ。片方の画面にフルサイズのソフトウェアキーボードを表示し、ノートのように活用したり、二画面を丸々デスクトップにして、ウェブブラウジングと作業スペースを両立させたりと、個性的な使い方が可能なタブレットPCだ。操作感・デザインともに未来的な印象を与える。

 価格性能比に優れた“メインストリーム製品”という日本エイサーのブランドイメージとは異なる「高付加価値」「新市場開拓」を視野に入れた製品となっている。

ICONIA-F54Eはハードウェアキーボードを持たない、先進的なイメージを与える二画面タブレットPCだ

 その後同社はより手軽に使えるタブレット端末として、10.1型のスレートPC「ICONIA TAB W500」(Windows 7:関連記事)とHoneyCombタブレット「ICONIA TAB A500」(Android 3.0:関連記事)をリリースした。

 W500はビジネスユース、A500はエンターテインメントと利用シーンは若干異なるが、ともに個人利用を想定。シンプルさを追求し、A500は3万円台、W500でも5万円台の入手しやすい価格である。

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