パナソニックのコンパクトデジカメ「LUMIX」ではイメージリーダー的存在の「FX」シリーズ。女性ユーザーに大変人気があり、最近ではボディーのカラーバリエーションはもちろん、機能的にも“女性による使いやすさ”を意識したカメラになってきている。
今回紹介するのは、その最新モデルである「LUMIX DMC-FX77」(以下FX77)だ。2月18日に発売(実売3万5000円前後)された機種だが、桃の節句の今日(3月3日)紹介するのにはぴったりの製品だと思う。
驚きのメークアップ機能
FX77の醍醐味と言える機能は、撮影時に被写体の幅を細くしたり太くできる「変身」モードと、撮影後の画像をレタッチする「ビューティーレタッチ」の機能だろう。
「変身」モードは、シーンモードのひとつとして用意されている撮影モードで「少しでも細く写りたい」という、女性の多くが望む願望を叶えてくれる機能だ。被写体を細くする「スリム」と、太くする「グラマラス」という設定があり、それぞれに2段階ずつ調整できる。調整を「強」にしたときの効果はすさまじいので、通常は「弱」の設定で十分だろう。
撮影後に画像を調整できるビューティーレタッチ機能には、「エステレタッチ」と「メイクアップレタッチ」の2つの機能がある。エステレタッチでは、肌透明感やテカリ除去、ホワイトニング、シェイプアップ、デカ目の調整項目がある。
メイクアップレタッチには、肌色、リップカラー、チークカラー、アイシャドウの調整項目があり、一度エステレタッチした画像に対して、さらにメイクアップレタッチの調整を加えることができる(その逆もできる)。
撮影時に顔認識機能を使用していなくても、再生画像から人の顔を認識し、その顔に対してレタッチを施してくれる。顔の認識精度に関しては、正面の顔であればOKなのだが、若干でも斜めだったりすると認識できないことがあるので、撮影の際には注意が必要かもしれない。