9月1日、IDCフロンティアは複数拠点での負荷分散やネットワーク自動切り替えを行なう「マネージドGSLBサービス」の提供を開始した。災害などに備えた事業継続対策のためのもので、データセンター事業者としては初めてのサービスだという。
同サービス名の「GSLB」は「Global Server Load Balancing(広域サーバー負荷分散)」の略。同社が全国に9カ所持つデータセンターを使い、負荷分散やプライマリサイトがダウンした際のバックアップサイトへの自動切り替えなどを行なうサービスだ。
GSLBのための機器はIDCフロンティアが保有しており、運用も行なう。そのため、ユーザーに機器運用の負担はなく、DNS情報の設定のみで導入できるようになっている。
また本サービスは災害対策用途だけでなく、大規模なメンテナンス時の代替サイトへの切り替えや既存施設にラック増設のスペースがない場合に、新しいデータセンターに増設したサーバーへ振り分けを行なうといった利用も可能だという。