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HTML5 VideoでiPadがデジタルサイネージに! (1/6)

2010年07月06日 11時00分更新

文●古籏一浩

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※この記事は「古籏一浩のJavaScriptラボ」の第38回です。過去の記事も合わせてご覧ください。

HTML5
iPadと外部ディスプレイを接続してデジタルサイネージに使う。HTML Videoを再生すると、動画だけがディスプレイに出力される。画像クリックでサンプルページを表示します(iPad専用)

 iPadが日本で発売されてから1か月ほど経ちました。購入された方はどのように使っているでしょうか。

 iPadの魅力は、発売前から話題の電子書籍や電子雑誌のリーダーだけではありません。PCよりも安価で小さく、操作性の良いネット端末としての特性を生かして、「デジタルサイネージ」の用途で活用できるのも魅力のひとつです。


iPadを使ったデジタルサイネージ

 デジタルサイネージは日本語にすると「電子看板」で、室内・屋外に電子機器を利用して掲示する広告のことです。写真や文字をスライド表示したり、派手なCGや動画を表示したりと、さまざまなタイプがあります。

 デジタルサイネージは、iPad本体だけでも標準のスライド機能やミュージックビデオなどを使えば簡単に実現できますし、アップルが用意している「iPad Dock Connector - VGAアダプタ」で外部ディスプレイやプロジェクターと接続すると、より大きな画面に広告を表示できます。

 今回はこのVGAアダプターとiPad、HTML5 Videoを組み合わせて、大画面で動画を再生するデジタルサイネージを作ります。HTML5なら、専用のアプリケーションを作らなくても手軽にサイネージ用のページを作成できます。

 なお、今回のサンプルではiPadのWiFiモデルを使用し、通信回線もWiFiの利用を前提にしています。3G回線ではダウンロードに非常に時間がかかり、実用的ではありません。

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