カルガモのつがいに興味津津
そんなチロでも三つ子の魂百まで。変わらないのは無謀な好奇心。とにかく動くものには目がない。後先考えずに飛びかかる。
オモチャを目の前でひらひらさせてやると必ず喰らいつく。鳥を追いかけて木に登ったら、降りれなくなる。こんな調子で行くたびにネタを提供してくれるチロ。
しばらく前は鳩を、そのあとはヒヨドリを追いかけては逃げられていたが、今のターゲットは公園に棲みついたカルガモのつがいである。
近くをカモがのほほんと歩いてると、ぐぐっと頭をさげ、そーっと近寄る。でもある程度近寄るとそこで止まっちゃう。決して飛びかかったりしない。タイミングを見計らってるのか、そもそも飛びかかる気がないのかわからないが、じーっと見てるのである。
「あれじゃ狩人じゃなくて、単なるストーカーだね」とその様子を一緒に眺めてる猫仲間と笑う。
カルガモに集中して周りが見えなくなってるチロを狙ってるヤツがいる。カラスである。
姿勢を低くして匍匐前進してるチロのしっぽにカラスがちょっかいをかけるのだ。その様子を動画でどうぞ。いつでもさっとHD動画を撮れるのがソニーのHX5Vの楽しいところ。
見事にやられてるでしょ。カルガモにもカラスにも遊ばれてるチロ。この日、このあとどうなったかというと、こうなって終わりました。
カルガモは悠々と池に戻り、カラスは嘲笑するかの如く鳴きながら去っていきましたとさ。
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筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走りながらネコを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』(MdN)、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫。2010年4月27日発売)。twitterアカウントはogikubokei。ときどき猫動画をアップするYouTubeのアカウントもogikubokei。
*次回は2010年6月11日掲載予定

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