画質をチェック!
IXY30Sの撮影機能を見ていこう。チェックするのは暗部補正を行なう「i-コントラスト」、色彩を自分好みにアレンジして発色傾向を変えたり、特定の色域を強調したりできる「マイカラー」機能および近接撮影の機能だ。
i-コントラスト機能
i-コントラスト機能のオン(左)/オフ(右)の違い。暗部の持ち上がりはかなりいい。ハイライトの白とびも抑えられている
同じくオン(左)/オフ(右)の違い。明るく明暗差の少ない場合でも効果はあり、白とびせずに明るくなる。ちょっと明るすぎて発色が浅くなりがちな場合もある
明暗差の大きいシーンではかなり効果的に使える(左がオン、右がオフ)。ハイライト側の明るさは変わらずにシャドー側はかなり明るくなっている。さすがに暗部にかなり補正が入っているので若干ノイズの発生があるが、不自然さはない
マイカラー
標準(マイカラー切)
くっきりカラー
すっきりカラー
色白肌
褐色肌
近接撮影
このシーンでは被写体深度が浅くなり過ぎるので絞りはF2.8だが、被写体に近づくことで背景をぼかした撮影が可能。発色に派手さはないが自然で落ち着いた印象。シャープネスの強さも控えめ傾向で、エッジ部分の不自然な強調もないが、十分にシャープに写っている
IXY30SはIXYシリーズの最高機種にあたり、デザインも撮影性能もかなり高いレベルに仕上がっている。
背面インターフェイスには慣れが必要だが、覚えてしまえば気にはならない。特に高感度でのノイズの少なさと解像力の高さは逸品だ。コンデジの弱点である高感度撮影やハイコントラスト撮影ではコンデジらしからぬ絵を得られる。コンデジで高画質を求める人にはかなりおすすめだ。
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