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ジャストシステム、ウイルス検知率に定評があるカスペルスキー製セキュリティーソフトの独占販売を発表

2006年10月03日 19時48分更新

文● 編集部 飯塚岳史

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ユージン・カスペルスキー
自身の顔が描かれた製品パッケージの模型に手をかけるユージン・カスペルスキー氏

(株)ジャストシステムは3日、ロシアに本社を持つZAO Kaspersky Lab社(以下、カスペルスキー)の統合セキュリティーソフト『Kaspersky Internet Security6.0』とアンチウイルスソフト『Kaspersky Anti-Virus 6.0』を11月17日に発売すると発表した。価格は、前者が1万2800円(税別)、後者が8800円(税別)となる。



Kaspersky Internet Security 6.0 Kaspersky Anti-Virus 6.0
『Kaspersky Internet Security 6.0』『Kaspersky Anti-Virus 6.0』

Kaspersky Internet Securityは、アンチウイルスソフトやファイヤーウォールソフトなどを組み合わせた統合セキュリティーソフト。搭載するアンチウイルステクノロジーは、ウイルス検知率世界最高水準(AV-Comparatives、2006年8月調べ)、新種ウイルスへの平均対応速度1時間26分と世界最速(独AV-Test社、2005年12月調べ)と高いウイルス対応性能を誇る。1つ1つが別プログラムとして動作するので、新たな脅威が出現した場合、システム内にプログラムをモジュールとして追加できる。

Kaspersky Internet Securityに搭載する機能は以下のとおり。

Anti-Virus
ファイルを検査する“ファイルアンチウイルス”、メールのリアルタイムスキャンなどを行なう“メールアンチウイルス”、HTTPトラフィックのリアルタイムスキャンなどを行なう“ウェブアンチウイルス”
プロアクティブディフェンス
バックドアの設置などを検知し、削除する“rootkitsの検知と削除”、システム領域やDLLの書き換えなどを検知できる“ヒューリスティック検知(ふるまい検知)”、レジストリーの不正な書き換えを防ぐ“レジストリガード”
スパイウェア対策
フィッシングサイトへの誘導をうながすメールをフィルタリングする“アンチフィッシング”、広告のポップアップウィンドーを遮断する“ポップアップブロッカー”、バナー広告をブロックする“アンチバナー”、無断で有料のサービスにダイヤル情報を書き換えることを防ぐ“アンチダイヤラー”
ファイアウォール
パケットフィルタリング、ポートスキャンの検知/遮断、アプリケーションルールの設定、ポート単位の設定、ネットワークモニターと攻撃遮断、詳細なレポートとログ機能、ステルスモードの搭載
迷惑メール振り分け
アドレスとフレーズにより迷惑(スパム)メールを判定し、iBayesアルゴリズムによる学習機能や判定基準を任意に設定できる“学習型迷惑メールフィルター”を搭載。メール内に添付された画像を分析し、内部のテキスト情報からスパムメールを判定する“画像分析技術”やヘッダー情報を分析し、スパムメールを判定する“ヘッダー情報分析”などを搭載
スキャンレベル スパイウェア対策ソフト
スキャンのレベルはスライドバーで設定でき、わかりやすいキーロガーなど、パスワードを盗み見るスパイウェア対策ソフトも搭載

Kaspersky Anti-Virusでは、上記の機能のうち、“アンチウイルス”機能と“プロアクティブディフェンス”機能の2つを搭載する。

対応OSはWindows XP(SP2以上)と2000(SP4以上)。それぞれの製品には他社セキュリティーソフトからの乗り換えや、ジャストシステム製品を持っている方向けの特別優待版が用意される。モデルと価格は以下のとおり。

Kaspersky Internet Security 6.0

モデル パッケージ版 ダウンロード版
通常版 1万2800円 8900円
12+3ヵ月特別優待版 8000円 5500円
2+1ユーザー特別優待版 1万4800円 9500円
4+1ユーザー特別優待版 2万3800円
更新キー(1年間) 3900円


Kaspersky Anti-Virus 6.0

モデル パッケージ版 ダウンロード版
通常版 8800円 6400円
12+3ヵ月特別優待版 5800円 4200円
2+1ユーザー特別優待版 1万800円 7900円
4+1ユーザー特別優待版 1万6800円
更新キー(1年間) 2900円

なお、Kaspersky Internet Securityは、従来は(株)ライフボートが販売代理店として日本国内で販売していたが、今回よりジャストシステムとの独占販売契約を結び、同社が販売、サポートを行なっていくことになる。契約期間は5年で、以降1年ごとに自動更新されるという。

発表会には代表取締役社長の浮川和宣(うきがわかずのり)氏のほか、カスペルスキーの創始者で、同社のアンチウイルス研究所 所長のユージン・カスペルスキー(Eugene Kaspersky)氏らが出席し、製品に関する説明などを行なった。

カスペルスキー氏
カスペルスキー創始者のユージン・カスペルスキー氏

カスペルスキー氏は、ウイルスの移り変わりについて「10年前までは、自分の技術力を誇示するようなウイルスが多かったが、最近では情報を抜き取るといったような、犯罪組織が金銭を目的としたものに変化してきている。それを裏付けるようにウイルスのタイプ別による割合は逆転しており、現在では90%が犯罪目的のウイルスである」と説明した。また、P2Pソフトを介して伝わるAntinyタイプのウイルスといった日本独自のウイルスへの対策についても、同社の日本法人である(株)Kaspersky Labs Japan(カスペルスキー ラブズ ジャパン)とジャストシステムの2社で共同してウイルスセンターを設置し、開発していくという。

浮川氏
ジャストシステム 代表取締役社長の浮川和宣氏

浮川氏は、本年度の販売本数を「25万、15億円程度」と説明し、セキュリティーソフト全体のシェアとしては5%のシェアを狙っていくという。また、同社のセキュリティーソフト製品第1弾としてカスペルスキーを選んだ理由として、「1にも2にも3にも、まず技術力の高さが理由」と述べ、「もっとこのすばらしいソフトを広めていきたい」とコメントした。

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