ブロードバンドルータ、無線LANアクセスポイント、無線LANコンバータ機能に加え、アナログ電話を接続してIP電話が利用できる無線トラベルルータ「通話王」(型番:BLW-54VP)がプラネックスから登場した。月額500円で世界のどこにいても市外局番03で電話を受けられるサービス“CyberGate - Phone -”に対応しており、本機を自宅やホテルなどの電話機に接続すれば、PCがなくてもIP電話として利用できるのが特徴だ。
プラネックスのVoIP機能付き無線LANブロードバンドルータ「通話王」。手のひらサイズの本体には、持ち運びできるようにキャリーバッグや海外で利用できる電源アダプタが付属する | アナログ回線ポートが搭載されており、自宅やホテルなどの電話機に接続すればPCがなくてもIP電話として利用可能だ |
IP電話として使用するには、まず同社のVoIPサービス“CyberGate - Phone -”の申し込みが必要となる。同サービスに加入しており、インターネットに接続できる環境にいれば、本機にLANケーブルと電話機を接続するだけで電話を受けられるようになる。さらに一般電話回線を接続すれば、1台の電話機でIP電話と一般電話が使用可能となる。
本製品はファイアウォール機能として、送出したパケットの情報から戻りパケットの予測と整合性の判断を行い、パケットの通過や破棄を決定する“SPI”を搭載する。さらに、インターネット側から不正アクセスがあった場合、これを検出して通信を遮断する不正アクセス検知機能も搭載。検出した攻撃はログに記録でき、メール送信することも可能だ。無線LANの対応規格はIEEE802.11g/bで、セキュリティは、64/128bitのWEP機能に加え、無線セキュリティ規格のWPA/WPA2にも対応している。
このほか、1ポートの10/100BASE自動認識スイッチングハブ内蔵。ストレート/クロスケーブルを自動判別するAutoMDI/MDI-X機能を備えており、ケーブルの種類を意識することなく通信が可能だ。また、世界の各地域で使える電源アダプタ(USA/AU/UK/EUの4種類)が付属しているため、旅行や出張で海外に行く際に重宝する。本体サイズは71(W)×102(D)×17(H)mmで、重量は106g。価格はフェイスで1万2970円、TWOTOP秋葉原本店で1万2980円。
有線LAN端子とWAN端子は10/100BASE-TX×各1で、Auto MDI/MDI-X対応。電話回線用端子と電話用端子はRJ-11×各1を装備する。 | 世界の各地域で使える電源アダプタ(USA/AU/UK/EUの4種類)が付属しているため、旅行や出張で海外に行く際に重宝する |