本日はSocket AM2対応CPUが多数登場しているが、モバイル向けデュアルコアCPUとしては初の64bit対応製品となる“Turion 64 X2”シリーズの最上位モデル「Turion 64 X2 TL-60」のバルク版も発売された。この製品はピン数638本のSocket S1に対応する製品で、現在のところ対応マザーボードなどは登場していない。
コアサイズが大きくなった「Turion 64 X2 TL-60」。モバイル向けデュアルコアCPUとしては初の64bit対応製品 |
ピン数638本のSocket S1の配列は左右上下対称にになっており非常に美しい |
同CPUのラインナップはTL-60/TL-56/TL-52/TL-50の4つで、動作クロックはTL-60が2GHz、TL-56が1.8GHz、TL-52/50が1.6GHzとなっている。L2キャッシュはそれぞれTL60~52が512KB×2、TL-50のみ256KB×2。製品ごとにTDPも異なるのも特徴でTL-60が35W、TL-56が33W、TL-52/50が31Wとなっている。メモリはデュアルチャネルのDDR2-667までの対応。省電力機能を強化しており、仮想化技術“AMD Virtualization”や、3Dグラフィックス向けのアクセラレーション機能“AMD Digital Media Xpress”も新たに付加されている。価格はT-ZONE.PC DIY SHOPで4万6704円。高速電脳でも今週末に同シリーズが入荷予定だ。なお、Socket S1に対応した製品はMobile Sempronシリーズの3500+/3400+/3200+も発表されているが、ショップによると出荷のアナウンスはまだ聞いていないとのこと。こちらの登場も待ち遠しい限りだ。
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