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ペンタックス、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ『PENTAX *ist DS2』を発売――超広角2倍ズームレンズや大光量オートストロボなどのオプションも

2005年08月22日 20時15分更新

文● 編集部

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ペンタックス(株)は22日、2.5インチ液晶パネルを搭載したデジタル一眼レフカメラ『PENTAX *ist DS2』を9月15日に発売すると発表した。価格はオープン。併せて、35mm判換算で18.5~37mm相当の超広角2倍ズームに対応した交換レンズ『smc PENTAX-DA 12-24 mm F4 ED AL(IF)』を10月中旬に、ガイドナンバー54の多機能オートストロボ『PENTAX AF540FGZ』を近日中に発売する。価格はズームレンズがオープン、オートストロボが5万2500円。編集部による予想販売価格は、*ist DS2が11万円前後、ズームレンズが8万円前後。

『PENTAX *ist DS2』
『PENTAX *ist DS2』
本体背面
本体背面

『PENTAX *ist DS2(ペンタックス イスト ディー エス ツー)』は、2004年9月に発表した『PENTAX *ist Ds』の後継機種で、モニター用の液晶パネルのサイズを2.5インチ(約21万画素)に大型化したのが特徴。従来モデル同様、ファインダーに視野率95%/倍率0.95倍のガラスペンタプリズムを採用するなど、上位機種としての位置付けは変わらない。そのほかの基本仕様も同等で、CCDは有効610万(総631万)画素(23.5×15.7mm)、レンズマウントはKAFを採用。シャッター速度は30~1/4000秒。ピント合わせには11点AFセンサー(SAFOX VIII)を、測光には16分割測光素子を採用し、ISO相当の撮像感度は200/400/800/1600/3200で、オート感度設定に対応した。

記録録解像度は、3008×2008画素(RAWモード)、3008×2000画素(6Mモード)、2400×1600画素(4Mモード)、1536× 1024画素(1.5Mモード)。記録形式は、RAW/JPEG(Exif 2.21準拠/DCF準拠/DPOF対応)で、PRINT Image Matching IIIに対応。インターフェースはUSB 2.0でマスストレージクラスをサポートする。電源は単3形乾電池×4またはリチウム電池(CR-V3)×2本を利用する。撮影可能枚数は、CR-V3を利用した場合、ストロボ発光なしで850枚、ストロボ50%発光で750枚(CIPA規格準拠)。

本体サイズと重量も従来モデルより奥行きが1mm大きいだけでほぼ同じとなっており、幅125×奥行き66×高さ92.5mm、重量は505g。アプリケーションとして、リビジョンアップしたRAWデータ対応の画像処理ソフト『PENTAX PHOTO Laboratory 2.1』とブラウザーソフト『PENTAX PHOTO Browser 2.1』が同梱されるほか、ファインダーキャップ、USBケーブル、ビデオケーブル、ストラップ、単3形アルカリ乾電池×4本が同梱される。



『smc PENTAX-DA 12-24 mm F4 ED AL(IF)』( 『PENTAX AF540FGZ』
『smc PENTAX-DA 12-24 mm F4 ED AL(IF)』(フード装着時)『PENTAX AF540FGZ』

『smc PENTAX-DA 12-24 mm F4 ED AL(IF)』は、デジタル一眼レフ専用の交換レンズ“smc PENTAX-DA”シリーズの新製品。特殊低分散(ED:Extra-low Disperation)ガラスを使用したレンズと2枚の非球面レンズを含む11群13枚構成で、焦点距離は12~24mm(35mm判換算で18.5~37mm相当)。画角は99~61度。最短撮影距離は0.3m。最大撮影倍率は0.12倍。本体サイズは直径84mmで、長さ87.5mm。重量は430g。レンズマウントは金属製で、ペンタックスKAFマウントに対応。フィルター径は52mm。絞りは自動絞りで、絞り羽根は8枚。最小絞りはF22。測光方式はTTL解放測光。オートフォーカス (AF)で合焦後、カメラ本体やレンズのAF/MF(マニュアルフォーカス)モードを切り替えなくてもピント合わせが行なえる“Quick-Shift Focus System(クイックシフト・フォーカス・システム)”にも対応している。フィルター径は77mmで、フード『PH-RBI77mm』が付属する。

『PENTAX AF540FGZ』は、ガイドナンバーが最大54(ISO 100・m)のクリップオンタイプのオートストロボ。プリ発光をカメラの受光素子で測定して本発光量を決める“P-TTL調光”、“TTL調光”、“外光オート”、“マニュアル発光”、“ハイスピードシンクロ”、“ワイヤレスP-TTL”などの各種調光モードを備えるほか、1991年発売の35mmフィルムカメラ『PENTAX Z-10』以降や『PENTAX *ist DS2』などのデジタル一眼レフと、交換レンズ(FA、FA J、DFA、DAシリーズ)を組み合わせれば、照射角度の自動設定が可能。ヘッド部に付けられている焦点距離換算表には、35mm(フィルム)、645、67だけでなく、デジタル一眼レフ向けの“Digital”も用意されている。

パワーズームヘッドを採用しており、対応レンズは35mm判換算で24~85mmに対応。内蔵しているスライド式ワイドパネルを利用すれば、35mm判換算で20mm相当のレンズ画角まで対応できるという。また、ポートレート撮影に利用できるキャッチライト板も内蔵している。バウンス角度は可変式で、上下は-10、0、30、45、60、75、90度でクリックストップに対応し、右は0~180度(30度単位)、左は0、30、60、90、135度。電源は単3形アルカリ乾電池/リチウム電池/ニッケル水素電池×4本。発光間隔は約6秒で、アルカリ電池使用時/FULL発光で約200回の発光が可能(リチウム電池では約350回)。本体サイズは幅76×奥行き107×高さ142mm、重量は380g。ケースとスタンドが付属する。

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