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libretto U100/190DSW

libretto U100/190DSW

2005年08月22日 00時00分更新

文● 月刊アスキー編集部・藤本

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libretto U100/190DSW

東芝

オープンプライス

DVDが楽しめる超小型エンタテインメントPC

libretto U100
写真1 天板がブルーとホワイトの2種類があり、それぞれDVDドッグ有り無し(ドッグ付属モデルはOfficeも付属)で計4モデル存在する。

 2005年は東芝のPC部隊にとって2つの意味を持つ節目の年である。ひとつは東芝グループの創業130周年、もうひとつは初のラップトップPC「T-1100」から20周年である。この20周年記念と題し、2台のノートPCがリリースされた。ともに東芝が得意とする「Thin&Light」を追求したモデルだ。

キーボード
キーボードは縦方向のキーピッチが不足気味で、指が太い人にはさすがに若干厳しい。アキュポイントの右側に用意されているのは、指紋認証ユニットである。

 まず1台目は3年ぶりの復活となるリブレットブランドの「libretto U100」。初代の「Libretto 20」と比較すると、奥行きこそかなり大きくなっているが(U100の165mmに対し、20は115mm)、幅は同じ210mm。カラーは初代のグレーに対し、精悍なブラックとなっているが、この外観はlibrettoそのものだ。重量も約999gとミニPCの名前に恥じないレベルに収まっている。ただ厚みは33.4mmあり、ほかのPCと比べると「分厚いな」という感想を抱く。キーボードは、キーピッチが実測で横方向が14mm、縦方向が12mm。正直タッチタイプできるようになる自信は沸かない。ポインティングデバイスは、スティック状のアキュポイント。こちらは一般的なパームレストの位置にある。

本体左側面 本体右側面
本体左側面本体右側面
それぞれ左側面、右側面。PCカードもフルサイズだ。さらにIEEE1394やSDカードスロットも装備するなど、I/O関係は省略どころか豊富な部類に入る。無線LANのスイッチがあるのもうれしい。

これまでのlibrettoを振り返る

Libretto 20

Libretto 20
Libretto 20

'96年4月に登場した初代librettoが「Libretto 20」。Windowsが普通に使えるPCとして衝撃を呼んだ。とはいえ、75MHzのAMD製486に8MBメモリ、270MB HDDでは当時のWindows 95でも動作は正直ギリギリだった。その後、Pentium化された50、ワイド液晶化された100などのモデルが登場している。

Libretto ff1100

Libretto ff1100
Libretto ff1100

Libretto SSシリーズに続いて’99年6月に登場したのは、ダイナブック10周年記念のffシリーズ。リモコン付き専用ヘッドホンを付け、モバイルエンターテインメントPCを謳った。CPUはPentium 266MHz。

Libretto L5

Libretto L5
Libretto L5

ff1100Vを最後に、一旦途切れていたLibrettoが復活したのは2001年3月の「Libretto L1」。10インチWXGA(1280×600ドット)の液晶を搭載する新たなコンセプトで人気となったが、CPUのCrusoeが何ともアンダーパワー。2002年4月のL5を最後に再び休息に入る。

Libretto U100シリーズの主なスペック
型番 U100/190DSB U100/190DSW U100/190NLB U100/190NLW(※1)
予想実売価格 24万円前後 19万円前後
CPU 超低電圧版Pentium M 733(1.1GHz)
メモリ(最大) 256MB(1GB)
液晶 7.2型WXGA
ビデオ Intel 855GME内蔵
HDD 60GB
光学ドライブ DVDスーパーマルチDL(DVDドッグ) ――
無線LAN IEEE 802.11b/g
TV録画機能 ――
※1 U100/190NLWのみWeb直販専用モデル

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