先週「NO-PCI-EXPRESS」を発売した玄人志向から、今度はPCIのノイズに加えATX電源のノイズまで軽減するという「NO-PCI+」が登場した。
「NO-PCI」シリーズ従来の機能であるPCIバス間のノイズを軽減するという特徴のほか、カード本体に接続された電源のノイズまで軽減するというのがウリの「NO-PCI+」 | 動作原理上、電圧が300mV~700mV低下するとパッケージに記載されている。何かあっても保証の効かない“キワモノ”シリーズであることを忘れないようにしたい |
この製品は、「NO-PCI」シリーズ従来の機能であるPCIバス間のノイズを軽減するという特徴のほか、カード本体に接続された電源のノイズまで軽減するというのがウリの製品だ。見た目はご覧のように、「NO-PCI」と似たカードの上部に電源用の20ピンコネクタが2つ装備されるというなんとも怪しげなもの。使い方は、ノイズの出やすいビデオカードなどと、ノイズの影響を受けやすいキャプチャカードやサウンドカードなどの間の開きPCIスロットにこのボードを差す。さらに、電源の20ピンコネクタを、カード上部の“ATX電源ユニットに接続”と書かれたコネクタ(右側)へ接続し、“マザーボードへ接続”と書かれたコネクタとマザーボード側の20ピン電源コネクタを製品付属のケーブルで接続する。結果的に、電源ユニットとマザーボードの間にこの「NO-PCI+」を挟むことで、「CPUやドライブ類から発生する凶悪な電源ノイズを低減する」としているが、効果のほどは不明だ。
なお同社によると、対応マザーとしてATX+12V Ver1.2対応のものとしているほか、LGA775マザーなどで見かける24ピンコネクタ仕様の製品では使用できない場合があるとのこと。さらに、動作原理上、電圧が300mV~700mV低下するとパッケージに記載されている。どちらにせよ、何かあっても保証の効かない“キワモノ”シリーズであることを忘れないようにしたい。販売しているのはOVERTOPで、価格は5280円となっている。
電源の20ピンコネクタを“ATX電源ユニットに接続”と書かれたコネクタ(右側)へ接続し、“マザーボードへ接続”(左側)と書かれたコネクタとマザーボード側の20ピン電源コネクタを付属のケーブルで接続する | ノイズが出やすいPCIインターフェースカードの間のPCIスロットに差す |