(株)SRAは25日、オープンソースデータベースソフト“PostgreSQL”の商用版『PowerGres on Windows Ver2.0』の販売を9月17日に開始すると発表した。正規販売代理店の(株)アイ・ティ・フロンティアを通じて販売する。価格は、『PowerGres on Windows Ver2.0』の本体が5万400円、本体+初年度年間サポート付きが13万4400円、本体+初年度年間サポート+ODBC付きが15万5400円。
『PowerGres on Windows Ver2.0』 |
『PowerGres on Windows Ver2.0』は、“PostgreSQL”の最新バージョン7.4.3をベースにしており、データベースに対する問い合わせ性能(Select文、Group by句など)が向上しているほか、インデックスにおけるVACUUM機能を改善したことでテーブルをロックせずに24時間365日の連続稼動が可能になったという。最大同時接続クライアント数も50接続から128接続に増え、統計情報収集機能やイベントログへのログ書き込み機能にも対応している。1データベースのサイズには制限はなく、1テーブルのサイズは最大16TB。対応OSはWindows 2000(SP2以降)/XP、Windows 2000 Server、Windows Server 2003。
『PowerGres on Windows Ver2.0』の販売開始を記念して、アイ・ティ・フロンティアでは、旧バージョン『PowerGres on Windows Ver1.X』のユーザー向けに“バージョンアップ特別キャンペーン”を実施するほか、セミナーなども開催する予定。ソリューション事例を紹介する“PowerGres ソリューションバンク”も10月下旬に開設する予定。両社では製品販売と関連ビジネスにより、初年度15億円の販売を目指すとしている。