企業が様々な業務アプリケーションを導入する中、それらを活用するためのインフラとなるネットワークの重要性がますます高まっている。NTTPC コミュニケーションズでは、IP-VPNとブロードバンド回線やモバイルアクセスを組み合わせることで、低コストで信頼性の高いビジネスネットワークを提供している。
競争力強化に向けたEAの導入を拡張性の高いネットワークで実現
企業は現在、様々な手法で経営効率の向上と競争力強化を図っている。ERPやSCM、CRMといった業務アプリケーションの導入が進められ、そして、今、そうしたアプリケーションを連携・統合するEA(Enterprise Application)と呼ばれる考え方が新たに導入され始めている。EAの導入にともない、企業の基幹業務を支えるネットワークも、その形態を変えつつある。従来のように本社・支社間を専用線で接続するネットワークから、取引先の拠点や系列店の営業所までを含めた、より広範囲で柔軟な運用が可能なネットワークが不可欠となってきた。
このようなネットワーク構築において、注目されているのがIP-VPNである。通信距離や時間にかかわらずに低コストで仮想的な専用線を構築できるといったメリットに加え、ADSLやFTTHなどのブロードバンド回線をIP-VPN網へのアクセス回線として利用できるのも特徴である。本社と支社間の基幹ネットワークをIP-VPN網で構築すれば、各地の営業所や取引先などもADSLやFTTHなどをアクセス回線として簡単にIP-VPN網に結び付けられる。本社・支社、取引先、営業拠点などを統合したネットワークを低コストで構築できるのである。
SOHOから大企業までセキュアなネットワークを構築
しかし、多くの企業にとって、いざIP-VPNを導入しようとすると頭を悩ます問題もでてくる。例えば、すでに利用しているADSL回線をそのままアクセス回線として使ってしまいたい、外出先からでもモバイルで社内ネットワークにアクセスしたいといったニーズである。このような企業の様々なニーズに柔軟に対応し、ADSLやBフレッツ、モバイルなど様々な接続スタイルを組み合わせることで、SOHOから大企業まで企業規模を問わずにセキュアなビジネスネットワークを構築できるのがNTTPCコミュニケーションズの「Super EBN」である。
Super EBNでは、4種類のブロードバンド系のサービスが提供されている。まずは、アッカ・ネットワークスの企業向け接続サービス(ADSL/SDSL)をSuper EBNに引き込んで利用するタイプ。2つめが、IPSecを利用してインターネットVPNとSuper EBNを接続するサービス。3つめが、フレッツ・ADSLやBフレッツをアクセス回線として利用する「フレッツ・オフィス」専用の接続サービスで、これは、NTT東西の地域IP網とフレッツ・オフィス、Super EBNを組み合わせたものである。4つめがビジネス専用ブロードバンドサービス「BBBサービス」である。
導入メリットが大きいのは、BBBサービスとモバイルアクセス
「BBBサービス」とは、NTTPCコミュニケーションズがフレッツ・オフィスを借り受けて、複数ユーザーで共有することで低コストを実現したサービスである。1本のフレッツ接続回線で2つの通信経路を確保できるため、一方の通信経路で故障が発生した場合には、自動的にもう一方の経路に切り替えることで信頼性が保たれている。オプションでフレッツ接続回線を物理的にも2重化するサービスやダイヤルアップ網を加えて3重化するサービスも用意され、信頼性の高いネットワークを構築できる。また、IPSccを利用することにより、複数の企業間のセキュリティも確保した。
一方、NTTドコモの「@FreeD」や日本通信の「bモバイル」など、定額制PHSサービスとSuper EBNを組み合わせて、インターネットを経由しないモバイルアクセスも提供している。また圧縮機能を利用した、より高速なブロードバンド・モバイルサービスの提供も開始し、定額制PHSの高速化のニーズへの対応も万全だ。
ネットワークは今や企業にとって最も重要なビジネスインフラである。自社に最適のサービスを選択して、「使いこなす」ことこそが、企業の競争力強化の根幹を支えることになりそうだ。
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高速で、かつ安価なフレッツサービスを専用線の代替回線として幹線系ネットワークに利用可能 |
- Super EBN
- 企業名:NTTPC コミュニケーションズ
- サービス名:Super EBN
- 問い合わせ先:03-5212-1380
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