「FS50」 |
「FS40」 |
ネジ穴の違い |
Shuttle自社製品だけでなく、OEM提供もおこなわれているため、小型キューブベアボーンPC用マザーボードとしてすっかりお馴染みとなっている「FS50」「FS40」2製品。この単品販売が21日から始まっている。
「SS~」で知られるShuttle製の小型キューブベアボーンPCはマザーボードだけでなくケースもShuttleによる自社生産品として知られているが、そのためマザーボードの仕様はかなりユニーク。外観こそ“超小型FlexATXマザーボード”であるものの、バックパネルが個性的であるだけではなく、ケースへ取り付けるためのネジ穴もATX規格のそれとは大きく異なっており、ほとんどの場合、そのままではケースに取り付けられない点は要注意。“裸”の状態で利用するのでなければ、Shuttleが取り付け可能だとしている同社代理店のエムシージェイ扱いである小型キューブケース「Cube Zero2」を用意するか、あるいはゼロからケースを作っていく必要があるだろう。近日中の発売が予定されている「Lubic」などのフレーム製品と組み合わせてみるのもおもしろいかもしれない。
外部インターフェイス。ちなみに同梱品はS→コンポジット変換ケーブルのみ |
このほか仕様は先にベアボーンPCとして発売されているものと同じで、FS50は“SiS650/SiS961”、FS40は“SiS740/SiS961”チップセットをそれぞれ搭載。ともにペリフェラル用の4ピン端子をCPU用ATX12V端子の代わりに用意している。拡張スロットはPCI×2、DIMMスロット×2で、オンボードではビデオ出力、ネットワークコントローラ、IEEE1394コントローラ、6chサウンド機能を搭載している点も共通。
ともに価格は2万円台中盤。仕様面での制限があるため、初心者向けではないものの、似たような仕様の他社製品と比べると安価なこともあって一定の需要は見込めそうだ。
価格 | ショップ |
---|---|
FS50 | |
\24,800 | 高速電脳 |
\25,800 | コムサテライト3号店 |
FS40 | |
\23,800 | 高速電脳 |
\24,800 | コムサテライト3号店 |