McAfee.com ウイルススキャン オンライン/パーソナルファイアウォール
McAfee.com ウイルススキャン オンライン/パーソナルファイアウォール
2002年06月12日 09時48分更新
McAfeeは、メーカー製Windows 98/MeプリインストールPCにバンドルされたウイルス対策ソフト「Screen Scan」や「Virus Shield」で広く知られている。現在はソースネクストがパッケージ販売を行っており、PDA用ウイルス対策ソフトからインターネット接続制限ソフト、さらに今回紹介するファイアウォールソフトまで、幅広いセキュリティ関連製品が用意されている。
McAfee.com製品を一括して
定期アップデート
図1 ウイルス付きメールが届くと、このような警告ダイアログが出る。パターンファイルのアップデートはこまめに行おう。 |
ウイルスチェックの方法は、プログラムや文書ファイルをメモリに読み込む際に検査する「ActiveShield」と、指定したHDDやフォルダ(サブフォルダや圧縮フォルダの中身を含む)を検査する「Scan」の2種類。毎日/毎週定期的にスキャンを行うスケジューリング機能は持っていない。
図2 パーソナルファイアウォールのインストール時に、3つの質問に答えると初期のセキュリティレベルが設定される。 |
ActiveShieldがスキャンするファイルを拡張子単位で選べない(すべてのファイルか、プログラム&文書のみか)など、中上級者は細かい設定が用意されていない点に不満を感じるかもしれないが、初心者にはむしろ分かりにくいメニューがないため、シンプルで使いやすい。
インターネットに接続するアプリを
逐一「承認」!!
図3 ファイアウォールインストール後に、インターネットにアクセスするアプリを実行すると警告ダイアログが表示され、承認/却下を選ぶ。 |
そこで役に立つのがファイアウォールと呼ばれるセキュリティソフトである。「McAfee.com パーソナルファイアウォール」は、インターネットへのパケットの入出力を監視し、そのリクエストを行ったアプリを逐一ポップアップして、動作を「承認」するか「却下」するか、ユーザーに確認する常駐ソフトだ。
パーソナルファイアウォールのインストール後にメーラやInternet Explorerなどを起動したり、ネットワークドライブの参照を行おうとすると、警告ダイアログが表示される。面倒なようだが、一度承認したアプリはファイル名などが変更されない限り、再度警告ダイアログが出ることはない。また、承認したアプリ内で行う行動は、パケットの出入りの監視こそ行うものの、使用するプロトコルごとの警告などは行わないため、さほど煩わしさはない。
図4 フィルタレベルの設定は、「すべてブロック」「すべてフィルタ」「すべて承認」の3つで、通常はすべてフィルタ(承認か却下かを選ぶ)になっている。 |
ファイアウォールと言ってもプロトコルや使用するポート番号を個別に設定するなど、面倒な操作や難しい用語は必要なく、ネットワークを使ってデータを出し入れするアプリケーションを明示し、ユーザーが意図しないアプリについては事前にブロック(拒否)できるという簡単な操作が初心者にはうれしい。一度承認したアプリ(プログラム)の更新や変更についても常時監視しているとのことだが、編集部でテストしたところファイルサイズやタイムスタンプに変更があっても警告ダイアログが出ない場合があった。万全を期すためには、ファイアウォールとウイルス対策ソフトをセットで利用するべきだろう。その意味でも、両者を定期的に自動更新できるMcAfee.com Agentサービスは便利だ。
なお、ソースネクストではMcAfeee.com製品のキャンペーン販売を行っている。今回紹介したウイルススキャンオンラインは、単体では4900円(3万本限定)、パーソナルファイアウォールとセットになった「インターネットセキュリティ」は7400円(10万本限定)となっている。
McAfee.com ウイルススキャン オンライン/パーソナルファイアウォールの主なスペック | ||
製品名 | McAfee.com ウイルススキャン オンライン | McAfee.com パーソナルファイアウォール |
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OS | Windows 95/98/Me/NT 4.0+SP6以上/2000/XP | Windows 95/98/Me/2000/XP |
CPU | i486以上(Pentium以上を推奨) | |
HDD | 10MB以上 | 8MB以上 |