GeForceファミリのビデオカードベンダとして一定の地位を築くLeadtek(Leadtek Research)製のnForce 420D/415Dマザーボードがデビュー。フランス人デザイナーの手によるものだというお馴染みのパッケージに入って販売が始まっている。
「WinFast K7N420DA」。ネットワークコントローラのMACアドレスがシールでボード上に貼られているのも特徴と言えそうだ |
nForce 420Dマザーボード「WinFast K7N420DA」とnForce 415Dマザーボード「WinFast K7N415DA」は、まったく同一のPCBを採用しているのが特徴だ。その同一具合はWinFast K7N415DAのシルク印刷が“WinFast K7N420DA”となっているほど。違いはバックパネル部に用意されたインターフェイス部で、WinFast K7N420DAのD-Sub15ピンがK7N415DAでシリアルになっている程度である。ややもすれば手抜きに見えてしまいそうなコストカットだ。
こちらは「WinFast K7N415DA」。まったく同じレイアウトだ | ボード上のシルク印刷はどちらも“WinFast K7N420DA”。ちなみにこれはWinFast K7N415DAでシリアルのものだが、ここを見ただけではまったく判断できない | マニュアルも共通 | ||
サウンド出力ブラケット。同軸デジタル入力や光デジタル入出力の部分がすっぽり空いているのもコストカットの一環? |
拡張スロットはAGP×1、PCI×4、ACR×1。ACRスロットが用意されるnForceマザーボードという意味では、ACRカードを同梱して登場したASUSTeK製品と同じだが、WinFast K7N420DA/K7N415DAではACRサウンドカードを同梱していない。このため、nForceのSouth Bridgeにあたる“MCP-D”のウリとなっているドルビーデジタル準拠のアナログサラウンド出力とデジタルAC-3出力は、アナログ5.1ch/デジタル出力をサポートするRealtek製のAC'97コーデック“ALC650”とサウンド出力部搭載ブラケットにてサポートされることになる。なお、サウンド同様、MCP-D内蔵ネットワークコントローラも有効で、こちらはオンボードでRJ-45端子が用意されている。
このほか、両製品ともCPUが一定の温度を超えると自動的にシステムをシャットダウンする“O.T.S”(Over Temparature Shutdown)機能を搭載。FSBは100~157MHzの範囲を1MHz刻みで設定可能となっており、VCoreはデフォルトに対して-0.05~+0.125Vの範囲を0.025V刻み、DIMMスロット/AGPスロット供給電圧はそれぞれデフォルトに対して+0.1/+0.2Vの設定が可能となっている。実売価格には比較的差が出ているが、最安値は他社製のnForceマザーボードに比べてかなり安価。
価格 | ショップ |
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WinFast K7N420DA | |
\16,580 | コムサテライト2号店 |
\16,700 | コムサテライト1号店 |
\18,480 | クレバリー1号店 WonderCity |
WinFast K7N415DA | |
\13,880 | コムサテライト2号店 |
\14,200 | コムサテライト1号店 |
\15,800 | 若松通商LAN/PLAZA |
\16,480 | クレバリー1号店 WonderCity |