2月8日にエムシージェイ製の小型キューブ状アルミPCケースが2月下旬発売予定だという第1報をお伝えしてから1カ月半。残念ながらあのケースは未だ登場する気配を見せていないが、その代わりにそっくりの外観を持つPCケース「Q-Box」が登場予定だ。高速電脳が展示を開始しているQ.BoxはFreetech製で、4月5日発売予定だという。順調にいけば2週間後には店頭に並んでいる計算となる。
アクリルの採用されたフロントパネル |
200(W)×295(D)×200(H)mmというサイズに始まり、外観だけでなく、内部のデザインもエムシージェイ製のプロトタイプによく似ている。違いはいわゆる“ガワ”部分に空気穴が開いているかどうか程度と言ってもいいほどだ。スロット1本分のスペースが内部に確保される点や、そのためにドライブベイが若干ズレて並んでいる点、そのドライブベイは5インチ×2、3.5インチ×1、シャドウ×1の合計4つが用意する点も同じだ。ただし、現在のところ電源容量、そして電源の対応CPUについてQ-Box側の仕様は明らかになっていない。ちなみに、製品版との関連は不明だが、今回展示されているQ-Boxの電源はPentium 4非対応となっている。
側面上方から。内装はまったく同じといっていいほどだ | 背面。一般的なサイズのスロットが1つ用意されている | 電源コネクタ。現状ではATX12Vが用意されていない |
価格は「未定」(高速電脳)。このほか、Freetech製の“ProSavage PL133”マザーボード「P6F209B」を標準で搭載するモデル「Q-Box S-BS」、そして“i815EG”マザーボード「P6F139」搭載モデル「Q-Box S-ES」もラインナップにあり、同じく販売されるようだ。現在のところ、超小型サイズでPentium 4やAthlon XPに対応するマザーボードは星野金属工業(ソルダム)の「M.J」に搭載されデビューしただけで、単品販売の行われていないShuttle製のPentium 4マザーボード「FS50」しか存在しない。このため、Q-Boxを用いての高速マシン自作は今のところ難しいが、Freetechはマザーボードベンダであるだけに、今後の発表を期待したい。
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