このページの本文へ

ロードマップも発表

オモイカネがエンドユーザーサポートを開始

2001年04月10日 00時00分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

オモイカネ(株)から、4月3日に「Omoikane GNU/Linux 1.2」がリリースされたというニュースを先日お伝えしたが、9日、このリリースに際しての記者発表会が行なわれたのでお伝えする。

オモイカネ(株) 代表取締役社長 大熊 但由氏

事業方針の変更

オモイカネ(株)は、Debian GNU/Linux互換の「Omoikane GNU/Linux」の開発/販売を中心に、企業ユーザー向けのSI事業を展開してきた。今回、

  • デスクトップ用Linuxの開発が日本で弱冠停滞傾向にある
  • 新しいバージョンのソフトウェアの適用が回避傾向にある
  • ディストリビューションの乱立が収束しつつある

などの点を考慮し、新しくエンドユーザー向けのサポートを開始したという。
ディストリビューション開発キット「Distribution Builder」、従来どおりのソースコードレベルまで対応したサポート、そしてエンドユーザー向けサポートを合わせて、商用サポートが不足しているDebian系のディストリビュータとして、どのレベルのユーザーの技術的要求にも対応できる体制が完成したというわけだ。

製品概要

「Omoikane GNU/Linux (OGL) 1.2」のラインナップは以下の5つ。

  • WorkStation OGL 1.2……デスクトップ向け
  • WorkStation++ OGL 1.2……デスクトップや開発向けに多くのパッケージを収録
  • Server OGL 1.2……サーバ向け
  • X-term OGL 1.2……簡単な設定でX端末ができるインストール不要のライブシステム
  • Distribution Builder

この中で、WorkStation、Server、X-termはFTPサイトや雑誌の付録などで積極的に配布を行なっていくが、 WorkStation++は行なわれない。これは、WorkStation++がソースCDとバイナリCDの2枚組であるため。ソースコードにアクセスするユーザーを大切にしたいというオモイカネ(株)としては、2枚組を配布して、バイナリばかりが一人歩きするのを避けたかったという。

特長は前回お伝えしたとおりであるが、発表会ではとりわけ「Mozilla 0.8.1」をデフォルトブラウザに採用したことを強調していた。動作が重いという声も聞かれる「Mozilla」であるが、カスタマイズによって解消され、レンダリング能力も向上したという。

製品のロードマップ

オモイカネ(株)では「カーネル」、「glibc」、「X」が変わる時をメジャーバージョンアップ、それ以外をマイナーバージョンアップと位置づけている。次回のメジャーバージョンアップは、2001年第3四半期の「Omoikane GNU/Linux2.0」。こちらはカーネル2.4、XFree86 4.0/X-TTの採用や、完全なUSB対応を実現する予定だという。マイナーバージョンアップは2001年第4四半期リリース予定の「Omoikane GNU/Linux2.1」。パッケージとしての販売も計画中だという。

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    ITトピック

    実用化が楽しみすぎるスマート技術たち 「長距離ワイヤレス給電」から「室内向け太陽電池」「超音波センサー」まで

  2. 2位

    sponsored

    AIインフラ市場“一強体制”を崩せるか AMDが「Helios」で体現するオープン戦略とフィジカルAIのラストマイル

  3. 3位

    ITトピック

    IT技術者の約半数が「AIの進化で転職を意識」/これから起きるのは「SaaSの死ではなく変容」/バックアップ市場は堅調に成長、ほか

  4. 4位

    デジタル

    kintone MCP Server とは?現在提供されている3つの選択肢をフラットに比較

  5. 5位

    デジタル

    買い切り型クラウド「pCloud」がDX総合EXPOへ CEO来日で日本展開を加速

  6. 6位

    データセンター

    IOWNによるGPU分散インフラ「GPU over APN」実証環境を開放 NTTドコビジが全国8拠点をつなぎ提供

  7. 7位

    sponsored

    「IT機器が高すぎる」「熟練メンバー不在で分からない」… 情シスさんの“現場の悩み”をエンジニア3人に聞いてみた

  8. 8位

    ITトピック

    6.4万人の熱狂をAIが導く FIFA W杯全スタジアム「デジタルツイン」化が変えた観戦体験

  9. 9位

    Team Leaders

    AIエージェントが顧客対応から“恋愛相談”まで マッチングアプリwithのCSを変えたチャネルトーク

  10. 10位

    クラウド

    顧客企業のビジネスを動かす「基幹系AI」を実現する 日本オラクルの2027年度戦略

集計期間:
2026年07月12日~2026年07月18日
  • 角川アスキー総合研究所