アキバと言えばPCやAV機器などのハード関連はどこにいっても充実してるのが当たり前。ではそのハードで走らせるソフトの方はどうかというと……。
ゲームソフトやパソコンソフトはショップが多く、多種のアイテムが有り余るぐらいに売られている。だが音楽や映像系のソフトはというと、まったく売られていないワケではないけれど、これが案外、まとめて取り扱ってる店舗はアキバでは少ない。でも新しいハードを購入したなら、ソフトの方だって新しいものを楽しみたい。それならより多くの選択肢から選びたい、というのがやはり人情である。
取材したのがモーニング娘のベスト盤発売直後ということで、店内でもモー娘。の曲がガンガンかかっていた |
というわけで、そんな我々アイドルファンの数少ない味方であるソフト専門ショップのひとつ、中央通り沿いにそびえ立つヤマギワソフト館に取材に行ってきた。ヤマギワは他にアニメ館や映像館など、いくつかの店舗をアキバに出店してるが、このソフト館は「総合デジタルソフト館」といった位置づけで考えられており、数あるヤマギワショップでも最大の規模を誇っている。CD、DVD、ゲームなどのソフトがフロアごとにジャンル分けされ、例えばDVDだけ取っても、6000タイトルを下らない量がずらっと販売されているのだ。当然、アイドル系のCD・DVDも数多く販売されている。
3Fでは映画と音楽のDVDが現在の主力商品。やはり宇多田ヒカルや浜崎あゆみなどの女性アーティストが人気 |
特に人気があるフロアは、アイドルやJ-POPなどからインディーズものまで、幅広く国内アーティストの音楽CDを販売している1Fや、映画や音楽などの映像ソフトを主に取り扱っている3F、それにLD・DVDからコミックやフィギュアまで、アニメ関連のものが数多く販売されている7Fといったところだ。
壁一面に予約受付CDのタイトルが。無事発売したものから剥がされ、その分、新たなタイトルが貼られていくのだ |
1Fの壁には、予約を受け付けているCDのタイトルがズラリと貼り出されている。ショップの方に話を聞くと、これらのソフトがすべて予約だけではけてしまうというワケではなく、「これからこういうものが出ますよ」といった告知も兼ねているということらしい。つまり、ホットな情報をチェックしたくなった時などにはこの壁を眺めにくれば、だいたいのところは把握できるわけだ。また、各フロアで話題作や人気作の発売日にはワゴンを出して販売を行ったりもしているので、こちらも要チェック。ただし、初回限定版など入荷数が限られているレアなアイテムはやはり予約分だけで捌けてしまったりするとのことなので注意が必要だ。
ちなみにショップ全体で人気があるのは「モーニング娘。」や「浜崎あゆみ」「宇多田ひかる」などの女性アイドルや女性アーティスト系か、アニメ系のソフトといったところ。男性ものはスマップなどのトップアイドルでも、比較的売り上げはおとなしめということだ。ここら辺りはやはりアキバの客層を反映してるといえるかも!?