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NTカーネル搭載、次期Windows「Whistler」ベータテスト開始

2000年11月08日 03時21分更新

文● 編集部

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2001年リリース予定の、NTカーネル搭載の次期Windowsである「Windows Whistler」のベータテストが開始された。今回リリースされたベータ1のビルドは「Build 2296」。

β1は、米国で10月31日に正式発表され、11月1日から開始された。Microsoft Developer Network(MSDN)の会員にもダウンロードサービスと配布サービスが提供される。

Whistler英語版β1のデスクトップ画面
Windows Whistler Professional英語版β1のデスクトップ

米国で11月1日に正式リリースされたβ1は、ベータテスターに送られたメールによると、180日間の使用期間制限版で、ベータテストのサイトからは、

  • Windows Whistler Personal
  • Windows Whistler Professional
  • Windows Whistler Advanced Server
  • Windows Customer Support Diagnostics
  • Microsoft Platform SDK for Windows Whistler
  • Windows Driver Development Kit
  • Feature Guide and Read1st.txt

のほか、Whistlerの新機能をまとめた「Whistler Feature Guide for Beta 1」を初めとする膨大な量のドキュメントがダウンロード可能になっているという。

この中の「Windows Whistler Personal」は、「Windows Millennium Edition(Windows Me)」の後継バージョンであり、NTカーネルを搭載したコンシューマ向けWindowsである。

Whistler Personal英語版(Build 2257)のデスクトップ画面
Windows Whistler Personal英語版(Build 2257)のデスクトップ。スタートメニューのGUIが変更されているほか、全体的にフラットなGUIが採用されている

Whistler Advanced Server英語版画面
Windows Whistler Advanced Server英語版(Build 2267)のデスクトップ

日本では10月31日、インテルが開催したプライベートショー「Intel Solutions Showcase & Forum」において、「64bit版 Whistler」日本語版(Build 2285)が公開されている。

この時展示されたのは、Windows 2000 Professionalをベースに開発された「Windows Whistler Professional」で、日本電気や日立製作所などの各社がItanium搭載サーバをパイロット出荷する際に評価用として提供されたものだ。

10月25日、Microsoftは最新のインターネットクライアント「MSN Explorer」(英語版)をリリースした(http://explorer.msn.com/よりダウンロード可能)。また、ベータテスト中であった「DirectX 8」も、Release Candidate1(RC1)が配布され、もうすぐリリース予定だ。

今回リリースされたβ1には、DirectX 8のほかにも、MSN Explorerが標準搭載されているという。

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