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ロジクール、体感マウスなど18製品を一斉発表

2000年09月07日 21時57分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(株)ロジクールは7日、フィードバック機能を搭載した次世代光学式マウス『iFeel』シリーズなど、マウス、キーボード、ゲームコントローラー、スピーカーの新製品18機種を発表した。

画面を感じる次世代マウス『iFeel』

『iFeel』シリーズは、PC画面上のボタンやアイコン等にマウスカーソルを置くと振動する“体感マウス”。PC画面をマウスのドライバーが認識し、画面上のボタンやアイコン、メニューバー等にマウスカーソルが置かれると、その信号をマウスに内蔵されたモーターに伝送、マウスが振動する仕組み。振動の強さはコントロールパネルで設定可能。Immersion社の画面認識技術“TouchSense”と、ロジテック独自のハードウェアおよび電子技術を組み合わせることで実現したという。

『iFeel Mouse』

2ボタン+ホイールボタンを備えたショートテールモデルの『iFeel Mouse』と、3ボタン+ホイールボタンを備えた『iFeel MouseMan』の2種類が用意されている。本体サイズは、『iFeel Mouse』が幅59×奥行き115×高さ39mm/重量140g、『iFeel MouseMan』が幅67×奥行き131×高さ45mm/重量178g。両製品ともUSB接続で、対応OSはWindows 98/2000/Me。

両製品とも10月下旬発売で、価格はオープンプライス。米国でのオンラインストアサイト価格は、『iFeel Mouse』が49.95ドル(約5300円)、『iFeel MouseMan』が79.95ドル(約8500円)。

光学式コードレスマウス

また、光学式コードレスマウスの新モデルとして、『Cordless MouseMan Wheel』、および『Cordless WheelMouse』を9月14日に発売する。

『Cordless MouseMan Wheel』(左)と『Cordless WheelMouse』のシャンパンレッドモデル(右)

『Cordless MouseMan Wheel』は、ホイールボタンと親指ボタンを含めた4ボタンを備えたハイスペックのコードレスマウス。ウェブブラウザーの“前のページに戻る”といった操作など52種類の操作機能から任意の機能を選択し、親指ボタンやホイールボタンに登録できる。本体サイズは幅67×奥行き142×高さ45mm、重量は135g。

『Cordless WheelMouse』は、ホイールボタンを含め3ボタンを備えたコードレスマウス。左右どちらの手にもフィットするコンフォートデザインを採用しており、本体カラーは“シーグレー”“シャンパンレッド”“スパークリングシルバー”“スペースブルー”の4色が用意されている。本体サイズは幅62×奥行き123×高さ38mm、重量は116g。

両製品とも、他のコードレスマウスからの信号をカットし、操作しているコードレスマウスの信号だけを認識できる混信防止用“パートナーオートロック”機能を搭載する。USBおよびPS/2接続が可能。対応OSはWindows 3.1/95/98/2000/NT4.0、およびMac OS 8.6以上。価格はオープンプライス。米国でのオンラインストアサイト価格は、『Cordless MouseMan Wheel』が79.95ドル(約8500円)、『Cordless WheelMouse』が39.95ドル(約4200円)。

キーボード

キーボードは、2ポートのUSBハブ機能を搭載したUSB接続とPS/2接続両対応のキーボード『iTouch Keyboard』、PS/2接続キーボード『Internet Keyboard』、3つのインターネットボタンを備えたPS/2接続キーボード『Deluxe Access 109 Keyboard』の3製品を9月14日に発売する。

『iTouch Keyboard』と『Internet Keyboard』には、インターネットへのアクセスや電子メールのチェック、音楽CDやMP3データの再生、アプリケーションの起動などを1ボタンで行なえる12個の専用キー“iTouch”が装備されている。

3製品とも、対応OSはWindows 3.1/95/98/NT4.0/2000。キー配列は109キー日本語レイアウト。価格はオープンプライス。米国でのオンラインストアサイト価格は、『iTouch Keyboard』が59.95ドル(約6300円)、『Internet Keyboard』29.95ドル(約3200円)、『Deluxe Access 109 Keyboard』が19.95ドル(約2100円)。

コードレスキーボードは、スプリットキーレイアウトを採用した英語104キーボードと4ボタンコードレスホイールマウスのセット『Cordless Freedom Pro』(USBとPS/2両対応)、日本語109標準キーレイアウトのコードレスキーボードと3ボタンコードレスホイールマウスのセット『Cordless Freedom Navigator』(USBとPS/2両対応)、日本語109標準キーレイアウトのUSBとPS/2両対応コードレスキーボード『Cordless iTouch Keyboard』、3つのインターネットボタンを装備したPS/2接続のコードレスキーボード『Cordless Freedom』の4製品を9月14日に発売する。

『Cordless Freedom』

対応OSはWindows 3.1/95/98/NT4.0/2000。価格はオープンプライス。米国でのオンラインストアサイト価格は、『Cordless Freedom Pro』が129.95ドル(約1万4000円)、『Cordless Freedom Navigator』が99.95ドル(約1万1000円)、『Cordless iTouch Keyboard』が79.95ドル、『Cordless Freedom』が79.95ドル(約8500円)。

ゲームコントローラーとスピーカー

ゲームコントローラーは、バイブレーションフィードバック機能を搭載したゲームパッド『WingMan RUMBLEPAD』を9月14日に、フォースフィードバック機能を搭載したレーシングゲーム向けステアリングホイール『WingMan FORMULA FORCE GP』、フォースフィードバック機能を搭載したジョイスティック『WingMan FORCE 3D』を10月下旬にそれぞれ発売する。

『WingMan RUMBLEPAD』

3製品ともUSB接続で、対応OSはWindows 98/2000。価格はオープンプライス。米国でのオンラインストアサイト価格は、『WingMan RUMBLEPAD』が99.95ドル、『WingMan FORMULA FORCE GP』が79.95ドル(約8500円)、『WingMan FORCE 3D』が39.95ドル(約4200円)。

そのほか、PC用マルチメディアスピーカー『SoundMan SP-30』を9月14日に発売する。スピーカー本体に、音量の調節や電源スイッチ、ヘッドホン端子を装備する。最大出力は2W+2W、周波数特性は90Hz~18kHz。本体サイズは幅68×奥行き108×高さ182mm、重量は右スピーカー405g、左スピーカー355g。本体カラーはダスクグレーを採用している。価格はオープンプライス。米国でのオンラインストアサイト価格は19.95ドル(約2100円)。

米ロジテックの上級副社長がワールドワイドでの戦略を説明

本日都内で行なわれた発表会で、米ロジテックグループのワールドワイドセールス&マーケティング担当上級副社長であるGreg Chambers(グレッグ・チェンバース)氏は、ワールドワイドでの事業戦略について、デスクトップ製品でリーダーシップの保持、PC以外の分野への製品展開、オンラインでのサービス展開の3点にフォーカスすると説明。

米ロジテックグループのワールドワイドセールス&マーケティング担当上級副社長であるGreg Chambers氏

「デスクトップでは、コードレス製品や、今回発表の新製品『iFeel』、ケーブル付きのPCカメラ、ゲームコントローラーを中心に展開していく。PC以外の分野では、LEGOと共同開発したビデオカメラ付きレゴ(日本では10月以降に市場導入)を展開している。サービス分野では、自分で撮ったビデオ映像をウェブサイトを通じて友人とシェアできる“SPOTLIFE”という画期的なサイトサービスを行なっている」と語った。

また、モトローラのDigitalDNA技術を利用したBluetooth対応製品を来年発表するとし、この製品のデモを11月に米国で開催されるCOMDEXで行なうとしている。日本国内でのPC以外での分野への展開に関して、ロジクール代表取締役社長の滝沢治雄氏は「ゲームメーカーと共同で、新しい事業展開を行なう」とコメント、今月末か来月に発表する予定という。

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