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マイクロソフト、『Money 2001』家計簿版とデラックス版を発売

2000年09月07日 21時57分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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マイクロソフト(株)は7日、家計簿ソフト『Microsoft Money 2001 家計簿版』、およびパーソナルファイナンスソフト『Microsoft Money 2001 デラックス版』を10月13日に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、推定小売価格は家計簿版が6800円、デラックス版1万1800円。対応OSはWindows 95/98/Me/NT4.0/2000。

『Money 2001 家計簿版』

家計簿版は、20代~40代の主婦層や20代の独身層向けの家計簿ソフト。インストール後起動すると製品紹介ビデオが再生されるほか、音声ガイド付きの初期設定機能“らくらく設定”により、マニュアルを読まなくてもすぐに利用できるようになっている。

『Money 2001 家計簿版』パッケージ。イラストレーターの原田治氏のキャラクターを起用している

“日々の収支”や“借入の完済”など、自分が家計簿を付ける上で優先する項目を、重要項目として設定時に選択しておくと、家計簿画面でそれらの項目を優先表示できる。また、毎月の予算に対する実際の支出状況を、費目ごとに棒グラフで表示できる“支出の点検パラメーター”機能や、先月末までの家計簿を30種類の集計表/グラフで表示できる分析機能を搭載する。

“支出の点検パラメーター”機能

Moneyのフレーム画面から、直接インターネットに接続して任意のウェブサイトを閲覧可能。インターネットを経由して、金融機関から取引明細データをダウンロードできる“Money電子明細”サービスは、銀行12行、証券会社7社、クレジットカード会社5社に対応する(10月末日時点)。

『Money 2001 デラックス版』

デラックス版は、既存の『Money 2000』の後継となるパーソナルファイナンスソフト。投資や将来設計を行なう30代~50代の男性層がコアターゲットとなっている。家計簿版のすべての機能を搭載するほか、投資の運用分析機能とライフプランニング機能を備えている。

『Money 2000』の後継製品となる『Money 2001 デラックス版』

株式や投資信託などを“ポートフォリオ”機能で一括管理/分析できるほか、インターネット経由で株価や投資信託の基準価額を取り込み、資産総額を計算したり、投資のシミュレーションを行なえる。また、日々入力しているデータに基づいて、将来の人生設計をプランニングできる“ライフプランニング”機能を搭載。早期退職や子供の誕生といった突発的な自体が起こった場合のライフプランのシミュレーションも行なえる。

“ポートフォリオ”機能

本日都内で行なわれた発表会で、同社執行役員パーソナルシステム事業部長の佐藤哲也氏は、「Moneyは個人資産を管理し、かつ将来の目標設計を提供する製品。自分の資産を自分の立てたシミュレーション、スケジュールに基づいて資産を管理できる。個人向けPCが数多く出荷されている中で、Moneyのような製品を提供し、PCをより魅力的なものにしていく」としている。

同発表会には、(株)ジェーシービー(以下、JCB)の情報ネットワーク部係長ネットワーク事業開発グループの高羅喜明氏も出席。JCBでは7月1日よりウェブサイト上で自分の利用明細を無料で照会できるインターネットパーソナルサービス“MyJCB”を開始しているが、9月下旬よりMoney 2001に対応し、照会画面上のMoney専用ボタンをクリックすると、自動的にデータがダウンロードできるになる。高羅氏は「Moneyをリテンションツールとして位置づけ、顧客満足度を向上させたい」とコメントしている。

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