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インターネット活用のエグゼクティブサーチ会社“フューチャーステップ”日本進出

1999年11月18日 00時00分更新

文● 編集部 高島茂男

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エグゼクティブサーチコンサルタント会社である米コーン・フェリー・インターナショナル社の関連会社のフューチャーステップ・ジャパン(株)は18日、インターネットを活用した中間管理職サーチ活動を日本で開始すると発表した。

同社が行なうサービスは、企業から中間管理職(年収1000万円~1500万円程度の範囲)のスカウト依頼を受け、同社のウェブサイトに登録した候補者の中から最有力の3名を紹介し、最終的に企業側が採用者を1名に絞り込めるようにするというもの。
同社代表取締役社長のスティーブン・M・楠見(Steven M. Kusumi)氏は「フューチャーステップは世界で40万人の候補者登録のデータベースを持っている。キャリアを自己責任でアピールしたい人に最適なものだ」と言う。

スティーブン・M・楠見氏
スティーブン・M・楠見氏



「若くてエネルギーのある中間管理職をスカウトしたいという要望をクライアントから受け、そういった要求に応えることができるサービスを始めることになった」とコーン・フェリー アジア地域担当社長のスティーブン・ロメイン(Stephen J. Romaine)氏は語った。また、同アジア地域担当社長のロビン・シアーズ(Robin V. Sears)氏は、「盆栽に植え替えが必要なように、(コーンフェリーは)エグゼクティブの植え替えのエキスパートである」とも言う。

左からロメイン氏、シアーズ氏、楠見氏、コーンフェリー本社取締役フクシマ氏
左からロメイン氏、シアーズ氏、楠見氏、コーンフェリー本社取締役フクシマ氏



同社の特徴は、30日という期間で全プロセスを行なうこと、候補者に対するアセスメントのノウハウを蓄積していることにある。
ウェブサイトに候補者登録を行なうときには心理学に基づいた約200個の質問に答える必要があり、これがマッチングなどの資料となる。またこの結果は候補者にもフィードバックされ、同社よりアドバイスを受けることができるという。
なお、同サービスの開始は11月21日で、候補者登録は無料で行なえる。

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