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バリューコマース、ECサイト向け広告/販売ネットワーク構築サービス“ValueCommerce”を開始

1999年11月18日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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バリューコマース(株)は18日、電子商取引(EC)サイト向け広告/販売ネットワーク構築サービス“ValueCommerce”を発表、同日付けでサービスを開始すると発表した。ユーザーが提携サイトに張られたリンクからECサイトにジャンプし、商品を購入すると、ECサイトから提携サイトに対し報酬が支払われる仕組み。どのサイトにリンクを張るかはECサイトが選択することができるため、不特定多数に対し宣伝するのに比べ、自社サイトの商品構成に合わせた効率の良いマーケティングが可能になるという。

 ValueCommerceのトップページ
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ValueCommerceは、オンラインショッピングなどBtoCのECサイトが他サイトと提携し、広告/販売の実績に応じて報酬を支払うオンライン広告サービス。提携サイトに来たユーザーが、リンクからECサイトにジャンプしたり、またECサイトで商品を購入したりすると、ECサイトから提携サイトに対して報酬が支払われる。報酬は、広告報酬(バナー表示回数、クリック数)と、販売報酬(売上うちの一定の割合を支払うパーセンテージ制と、売上1件に対して定額を決める定額制の2つ)のどちらかを選ぶか、両方を組み合わて設定することが可能。

提携を希望するサイトは、まずバリューコマースのサイトで登録(無料)する。それをECサイト側が審査し、提携が認められると、提携サイトにバナーとリンクを張ることが許可される。例えば旅行業者が、レンタカー業者や時刻表サイトと提携するなど、ECサイトが自社で販売する商品に合わせたサイトを選び、提携サイトを自社の広告/販売網として組織することが可能。ターゲットとコストを絞ったプロモーションができるため、不特定多数に対して広告を打つよりも効果的だという。提携サイトの実績をレポートする機能も提供し、成績の良い提携サイトには報酬に差を付ける、といったこともできる。

 パートナーサイトに対する報酬金額などもウェブ上で管理できる パートナーサイトに対する報酬金額などもウェブ上で管理できる



どの提携サイトから顧客がジャンプしてきたかを調べるため、バリューコマースではトラッキングシステム“iTrack”を独自開発。ECサイトは、バリューコマースに対し“プログラム管理費”として月額10万円程度、“コミッションフィー”として提携サイトに支払われる報酬に応じた手数料を支払う。

バリューコマースは、'96年3月にトランズパシフィック(有)として設立、サーバーレンタル/ホスティングサービスやバナー広告事業を展開してきた。今月、ValueCommerceの開始を機に社名を変更した。同社では、2000年末までにECサイト80、提携サイト1万を集め、売上1億円を目指す。また同年中ごろには米国、同年末にはヨーロッパでサービスを展開する計画だ。

発表会で、同社社長のティム・ウィリアムズ(Tim Williams)氏が、「花屋と自動車部品業者ではまったく違うネットワークを持つ必要がある。ValueCommerceは、ECサイトが扱う商品に合わせた販売ネットワークを構築するサービス。商品1個当たりのセールスコストを計算することもできる。この方式が21世紀の広告のメーンストリームになるだろう」と自信を見せた。

 「ValueCommerceは短期プロモーションのプログラムではなく、半年から1年以上をかけて販売ネットを構築するもの。真剣に商品を売ろうとしているECサイトのためのサービスだ」と語るウィリアムズ社長 「ValueCommerceは短期プロモーションのプログラムではなく、半年から1年以上をかけて販売ネットを構築するもの。真剣に商品を売ろうとしているECサイトのためのサービスだ」と語るウィリアムズ社長

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