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米Quinta社、三菱化学との磁気記録メディア共同開発を発表

1998年11月18日 00時00分更新

文● 報道局 郷家香織

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 米シーゲイト・テクノロジー社の子会社である米Quinta社は11日(現地時間)、三菱化学(株)との間で磁気記録メディアの共同開発に合意したことを発表した。従来型の磁気メディアの場合、面記録密度が限界に達する可能性がある。両社の共同開発により、“光補助型ウィンチェスタ(OAW)方式”による熱補助型磁気記録技術と垂直記録技術の実現が確実なものとなる見通し。これにより、“熱ゆらぎ限界”や“熱磁気緩和限界”と呼ばれる、従来の面記録密度の限界克服につながるとしている。Quinta社のSteven R. Kitrosser(スティーブ・キトロザー)社長兼最高責任者は「今回正式な共同開発契約を結んだのを受け、磁気記録が抱える障害を乗り越えることに主眼を置いた、次世代記録メディアの共同開発を本格的に取り組むことになる」とコメントしている。

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