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ニッポン放送と角川書店、ラジオ・雑誌・ウェブの連動プロジェクト“サウンドWalker”を発表

1999年09月10日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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(株)ニッポン放送と(株)角川書店は、ラジオ番組と雑誌、ウェブの3メディアを連動させたプロジェクト“サウンドWalker”を発表した。角川書店の雑誌『Tokyo Walker』などで取り上げたスポットをラジオ生放送で取り上げ、ウェブでは動画を含む番組中の映像を提供する。番組スタートは10月10日。

『サウンドWalker』プロジェクトを発表した亀淵社長(左から2人目)、角川社長(右から3人目)、両社長の間に原千晶さん
『サウンドWalker』プロジェクトを発表した亀淵社長(左から2人目)、角川社長(右から3人目)、両社長の間に原千晶さん



同プロジェクトでは、角川書店が発行するエリア情報週刊誌『Tokyo Walker』(45万部)、『YOKOHAMA Walker』(30万部)、『Chiba Walker』(25万部)に掲載する飲食店やショップ、有名スポットの記事に“サウンドWalkerマーク”をつける。その週のラジオ番組では、マークが付いた場所から“サウンドWalkerガールズ”が生中継でレポート。ウェブでは番組中のレポートの様子を動画で流したり、番組や雑誌を補足する情報を掲載する。

広告も3メディアで連動させ、雑誌とラジオ、ウェブのバナー広告とを3点セットで売り込むという。ウェブと連動させることで、雑誌とラジオの間に生じる時間差も解決できるという。

新番組は『Sunday サウンドWalker』(毎週日曜午後6~9時)と『Saturday サウンドWalker』(毎週土曜午後7~8時30分)。日曜のパーソナリティーはタレントの原千晶さんが担当。土曜はDJの玉川美沙さん。番組のスタートは日曜が10月10日、土曜が10月16日。

「インターネットが加われば、3つが5つにも6つにもなる」と話す角川社長 「インターネットが加われば、3つが5つにも6つにもなる」と話す角川社長



発表会では、角川書店社長の角川歴彦氏が、「3つのメディアをミックスするコロンブスの卵的な発想。今は大きなエリアを対象にしているけど、もっと深く入って“駅前ウォーカー”“街角ウォーカー”といった風になれば面白いと思う」と語った。

「来週が待ち遠しくなるような番組になれば」と意欲を見せる亀淵社長 「来週が待ち遠しくなるような番組になれば」と意欲を見せる亀淵社長



またニッポン放送社長の亀淵昭信氏は、「我々もウェブに興味を持っていた。今回の試みは21世紀のラジオのスタート台になるだろう」とした。

「9月いっぱいでTBSの“ワンダフル”を降板することに決め、10月は私にとって大切な月」と話す原さん 「9月いっぱいでTBSの“ワンダフル”を降板することに決め、10月は私にとって大切な月」と話す原さん



日曜のパーソナリティーを務める原千晶さんは、「3時間しゃべり続けられるか心配だけど、取り上げる地域の人たちと明るくやっていきたい」と張り切っていた。

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