横河電機グループの(株)ワイ・ディー・シー (以下YDC)とミラクル・リナックス(株)は7月25日、全面的な業務提携を発表した。これによりYDCは、システム構築やプロダクトのOSとして、ミラクル・リナックスのディストリビューション「Miracle Linux」を標準採用する。また、Miracle Linuxのコンサルティングやエンジニアニング事業も推進していき、24時間365日のフロントサポートサービスを行なう。一方のミラクル・リナックスは、営業・技術の両面からYDCを支援していく。
ミラクル・リナックスは日本オラクル(株)の子会社で、LinuxとRDBMSに特化した事業を行なうために2000年6月に設立された。同社は現在、Oracle 8iに最適化されたディストリビューション「Miracle Linux」を、ターボリナックス ジャパン(株)などの協力を得て開発している。
YDCは、Miracle Linuxを中心としたLinux関連ビジネスで、初年度に15億円、3年後に40億円の売り上げを目指すという。