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RICOH GX200、趣味を極める人のコンパクトズーム

2008年07月22日 22時00分更新

文● 行正和義

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 コンパクトなボディーだが、玄人好みの機能を詰め込んだマニアックなデジタルカメラが人気だ。先鞭を付けたのは、リコーの「GR DIGITAL」。シグマの「DP1」など、クラシックなレンジファインダー的な外観に、尖がった機能を詰め込んだ製品が増えてきている。

 「RICOH GX200」は、1/1.7インチ撮像素子と広角24mmからの光学3倍ズームを搭載するコンパクトデジタルカメラ。1200万画素クラスのCCDを搭載したハイエンド機である。広角レンズや取り外し式のEVF「VF-1」が利用できる点などはそのまま前モデル「Caplio GX100」を継承しているが、今回からCaplioのブランドではなく、RICOHブランドでの展開となった。

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GR DIGITALの機能を手軽に


 ボディーデザインはほとんどGX100と変わらない。目立つ変更点としては外部AFセンサーがなくなった点と、背面の液晶が2.5インチから2.7インチにやや大型化した程度だ。

正面から見たところ

Caplio GX100からの目立つ変更としてはレンズ上のロゴがCaplioからRICOHになった点。二連外部AFセンサーが省略されて、レンズとグリップの間もすっきりとした印象になった

 外部AFセンサーに関しては、GRシリーズから「GR DIGITAL II」への変更でも省略されている。撮像素子の像面検出でも十分なAFスピードが得られるということだろう。また、「Caplio」だった前面フラッシュ部のロゴが「RICOH」になっている点、背面にあったRICOHロゴが液晶パネルの大型化によってなくなった点などもGX100との違いだ。

サイドから見たところ

ポップアップフラッシュの構造もGX100と同じだが、光量調節が可能となった。ストラップは両吊り対応。ただし、GRのように縦吊り用の孔があってもいいように感じる

 モードダイヤルのマイモード設定(各種セッティングを登録しておけるポジション)が3つになった。従来からあるMY1/MY2に加えてMY3が新設されている。

上から見たところ

モードダイヤルが「1ポジション」(MY3)増えているのも従来機との違い。レンズ周囲のリングもグリップとほぼ同じ高さとなって沈胴時の携帯性はよい

 また、左カーソルも従来のクイック再生からカスタマイズ可能なFnボタン(各種機能キーを登録可能)となり、Fnキーは本体上部のFnボタンと合わせて2つになった。

 なお、ADJレバー(4つの機能を割り振れるクイック機能ボタン)はそのまま利用できるため、MENUをたどらずに直接呼び出せる機能が6つに増えたことになる。

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