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よろしくパソドック 第12回

たまにはネタなしで真面目に工作! 激安のPC電源連動型コンセントを作る!

2008年05月14日 22時15分更新

文● 藤山 哲人

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 リレーを選ぶ際のポイントは3点。

1)電磁石の駆動電圧

 今回の工作では、「PC内部の電源コネクターにリレーを取り付け、PCの電源がONになると、リレーの電磁石に電気が流れリレーのスイッチがONになる」という仕組みにする。したがってPCの電源となっている5Vか12Vのリレーを選ぶこと。
 今回利用したのは5V駆動のリレーだが、品切れしている場合は12VでもOK。PCの12V電源を使えばいいだけだ。

5VDCの文字を探せ!

たいていパーツに明記されている

2)スイッチ部の最大電流&最大電圧

 最大電圧は、大体交流の100V以上になっているので、さほど気にする必要はない。注意すべきは、A(アンペア)数である。値が大きければ大きいほど、大量に電気を喰う装置のON/OFFも可能だ。
 ポイントは、使うテーブルタップの最大電力以上のモノを選ぶこと。700Wタイプのテーブルタップなら7A以上、1200Wタイプなら12A以上に耐えるリレーじゃないとダメだ。

×A○VACの文字を探せ!

最大電流に注意してリレーを選ぶ

 最大電流以上の電流が流れると、リレーがONになった瞬間火花が走り、それ以降ONになりっぱなしの状態になる。  ちなみに

 ソレを人は電気溶接と言う!

 規定以上の電流が流れると、リレーの端子同士が溶接されてしまうのだ! もし電源が切れなくなったら、溶接説を疑ってみるといい。消費電力の計算が合っていれば、突入電流の可能性が大である。

3)透明ケースに入ったリレーを選ぶ

 真っ黒なブラックボックスに入っているリレーもあるが、これだと中の接点がどの端子に出ているかが見えないので、いちいち端子をテスターでチェックしなけりゃならない。「透明ケースでパッケージされたリレーを選ぶ」ってのは、工作時のかなり有力なポイントだったりする。
 なお今回工作に使ったリレーは、オムロン製の5V駆動、最大電流16A(250V AC)のG2R-1-E。アキバの千石電商本店2階で、350円で売っている。
 また写真は、基板にハンダ付けするタイプのリレーで、針のような足をしているものだが、場合によっては次のような足のリレーもある。

このタイプのリレーは基板に乗らない

専用のソケットに差し込んで使うタイプのリレー。ソケットは高いので端子に電線を直接ハンダ付けしてしまえっ!

 この場合は、基板に載せずに直接リレーの足に電線をハンダ付けしてもかまわない。またケースに実装する場合は、リレーに両面テープを貼りケースにくっ付けるだけだ。
 リレー以外に必要な部品は、次のとおり。

基板の切れっ端(ソケットタイプのリレーの場合基板は不要)とPC電源用コネクター

 基板は余りものがあれば、それを利用する。ない場合は、秋月電子や千石電商で、名刺サイズのものが70~100円程度で手に入る。PC用電源コネクターは、電源を分配するコネクターや、空冷ファンを買うと添付されてくるコネクターを利用してもいいだろう。なければ千石電商本店1階で、5インチ電源コネクター(オス)をゲット。コネクターハウジング(樹脂ケース)が50円で、金属のピンが30円となっている。
 ラストは100円ショップのタッパウェア。

絶縁できるし加工しやすく便利なタッバ

5つで100円だったタッパウェア

 100Vがかかる基板をむき出しにしておくわけにもいかないので、ケースに収納して絶縁しよう。今回は100円ショップで5個セットになっているのを選んだ。材質は柔らかいポリプロピレンやポリエチレンなので、キリやカッターだけで穴あけもOK。
 またここではオプションとして、リレーがONになった状態を示すLEDを点灯させている。このとき必要なのは、いちばん安いLEDと1KΩの抵抗。光物が好きな読者はドーゾ。

リレーがONになれば周辺機器の電源が入るので不要っちゃ~不要

LEDと1kΩの抵抗。あわせて100円程度(オプション)

 あとはPC内部から5Vの電源を引っ張ってくる電線が30cmほど必要。とはいえ、いらなくなったPCや周辺装置の100V用電線のコンセントを切り取って使ってもいい。この場合はタダだ。

PC内部から5Vを引っ張り出す電線

1mで100円程度。余りものの100Vの電線の切れっ端でもいい

 最後に100Vの延長テーブルタップ。家電量販店などで激安品を買ってもいいし、自作してもいい。

100V用電線

100V用の電線。断面が1.25平方mmで12Aタイプのもの。0.75平方mmのものは7Aまで

テーブルタップとコンセント

 延長用のテーブルタップを自作すると、それだけで1000円はかかってしまうので、300円程度で買える激安の延長テーブルタップがオススメだ。
 さて、パーツはすべて出揃った。廃品などを最大限利用したときの部品代は、リレーとタッバと激安テーブルタップで

 およそ750円! 安っ!

 パソドック史上、最高にチープな工作である!

(次ページへ続く)

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