ソニーから7日に発売されたデジタル一眼レフ機「α350」。ここでは実写サンプルを掲載しながら絵作りや操作性の特徴を見ていく。
進化を感じさせるホワイトバランスの精度
まず最初に全体を通した感想について書いておこう。昨年発売された中級機種の「α700」、α350と同時に発表された「α200」など最近の機種を見ていくと、オートホワイトバランスの精度が上がっており、印象に近い適切な色合いの再現が行なわれているなという印象だ。
例えば夕景の作例などでは、光源の雰囲気を残したほうがいいが、逆に残しすぎると今度はアンバーが強く載りすぎて不自然に感じるといった具合に、さじ加減が難しい。このあたりはメーカーごとに考え方の違いが出る部分だ。
ソニーの場合はどうかというと、雰囲気はあるが、色味もクリアーに出ていて、そのへんはうまいなと感じさせる。天候などの関係で色味が少ないサンプルが中心になってしまったが、印象としてはとてもよい。