タングステン光源下でも優秀なAWB
今回ライブ撮影でも利用する機会があったが、その際にもオートホワイトバランスを積極的に活用してみた。タングステン光で、しかもその上にさまざまな色のカラーフィルターが加わり、しかも50%、30%と出力を落として使われるケース(そのぶん色温度は下がる)もある。
筆者はメインカメラとして、現在ニコンのD300を利用しているが、通常はホワイトバランスはマニュアルで設定し、後処理で融通が利くRAWモードで撮影するのが普通だ。しかし、α350ではカメラ任せで撮影しても適正なホワイトバランスが得られることが多く、これなら十分実用に足ると感じさせる。
ISO 3200でも縮小すれば問題なく使える
最近のデジタル一眼レフカメラはエントリー機でも、画質が向上しており、厳しい条件に追い込まないと差が出にくくなっている。最近筆者はライブ撮影の仕事が増えているので、機会を見て作例を撮っているが、高感度ノイズやホワイトバランス、階調性などを見るには絶好の機会だと思う。
サンプルはISO 3200で撮影したものをPhotoshopで縮小/回転し、JPEGの最高画質で保存しなおしたものだ。当倍でみるとさすがに画像の荒れを感じるのだが、色味に関しては問題ない。荒れるといっても、実際に使用する場合は縮小するのが多いと思う。25%に縮小すればほとんど荒れは感じないし、画素数は1400万画素あるのでそれでもL判へのプリントやブログなどに貼るには十分なサイズである。
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