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知られざる握力マニアの世界(後編)

目指せ握力166kg! 世界最強の「キャプテンズ・オブ・クラッシュグリッパー」で漢を磨け!

2007年11月02日 09時00分更新

文● アスキー・マッチョ同好会

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人生をかけてCOCに挑む!


モデル名 必要な握力 対象者
ガイド 27kg程度 ウォームアップ&クールダウン用
スポーツ 36kg程度 初級者向け
トレーナー 44kg程度 初級~中級者向け
#1 63kg程度 中級~上級者向け
#1.5 #2を目指す人向け
#2 88kg程度 上級者向け
#2.5 #3を目指す人向け
#3 127kg程度 超人?
#3.5 #4を目指す人向け
#4 166kg程度 握力王?

 COCは強度によって9種類のラインナップがある。一般的な成人男子であれば、「トレーナー」(44kg)か、「#1」(63kg)からスタートするのがいいだろうが、最初は#1ですら苦戦するはずだ。

 COCのルールでは、両方の持ち手部分が完全にくっつくまで閉じて初めて、「COCを閉じた」と認められる。9割閉じることができても、残りの1割を閉じきることがほんとに難しい。わずか1/2インチが何マイルも彼方に感じるのだ。

 長い時間をかけ、やっとの思いで#1をクリアーしても、次は「#2」(88kg)が待っている。あんなに鍛えたつもりでも、びくともしない現実に、ある種の憎しみすら生まれるだろう。さらに長い時間をかけて#2をクリアーできたとしても、#3(127kg)はまったくの別格。#4(166kg)の頂きははるかに霞んで、見ることすらできない……。

 あまりに高いハードル。これこそがCOCの魅力なのだ! COCにとりつかれた人は文字通り、人生をかけて#3&#4に挑戦するのだ

【握力こぼれ話】

#4を閉じた伝説の男、ジョー・キニーは自身のトレーニングを次のように語る。
私はワークアウトが死ぬか生きるかの戦いだと考え続けてきた。私のトレーニングの強度はそれほど強いものだったからだ。私はワークアウトを行なったのではない。戦いに出ていたのである」(握力王 Vol.IIより)

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