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ライバルはYahoo!

y or nに込められたニフティの意気込みとは?

2007年10月11日 21時27分更新

文● 編集部 永水和久

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 「y or n」と書かれたおそろいのTシャツを着て多くの社員が出勤する……。ニフティはこんなちょっと変わったイベントを実施した。このメッセージには「ライバルはYahoo!」という強烈な意思表示が込められている。下のムービーが、ASCII.jpが独占入手したその出勤風景だ

 「ライバルがYahoo!」と言われても、ピンとこないかもしれない。確かにニフティと言えばISPというイメージが強く、ポータルサイトであるYahoo!とは競合しないように思える。しかし実はニフティも、検索やニュース、ブログ、地図にショッピングまで、充実したコンテンツを誇るポータルサイト「@nifty」を展開しており、この領域では真っ正面からYahoo!と戦っているのだ。

 また、特徴のあるサービスも続々と登場させている。たとえば最近では、同社の検索サービス「@search」において、「ラーメン」や「健康相談」、「パソコントラブル」、「スイーツ」など、検索対象を特定のテーマに絞り込める専門検索サービスを開始した。ジャンルの1つとして用意されている「京都検索」を使い、「寺院」というキーワードで検索を行なえば、京都に関連する寺院の情報だけを検索できるという便利なサービスである。

 またこれまでのニフティのイメージにはない、異色のサービスも続々と登場させている。たとえば6月に発表された、YouTubeに公開されている動画に対してコメントを投稿できる「ニフニフ動画β版」、動画内の面白い場面とつまらない場面をユーザー投票によってグラフ化する「グラフ動画β版」、動画に音声コメントを投稿できる「アフレコ動画β版」といった一連の動画系サービスがその典型だろう。これらはすべて@niftyからはみ出した企画を展開する「はみ出し@nifty」のサービスとして展開されているが、そのネーミングからもこれまでにはない新たなサービスを展開しようというニフティの意欲が感じられる。

 このようにニフティがISP事業以外にも、新たなサービスを続々とWeb上で展開しているということを考えれば、Yahoo!がライバルだというのも頷けるだろう。さて、あなたはYか、それともNか

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