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CeBIT 2007レポート Vol.10

ボーダフォンのサービスから、欧州のケータイ事情を探る

2007年03月19日 20時46分更新

文● 編集部 小林久

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ドイツ・ハノーバーで開催中のCeBIT 2007。英ボーダフォン(Vodafone)社のドイツ法人Vodafone D2社が提供するサービスを通じて、ヨーロッパの携帯電話サービスの現状を見ていこう。

音声メッセージをプッシュ配信


欧州では、携帯電話をかけた相手が電話に出られなかった場合、音声メッセージを携帯電話会社のサーバーに録音する“ボイスメッセージサービス”(伝言ダイヤル)が広く使われている。従来のサービスでは、受信側に対しては、ボイスメッセージが残されているという情報のみが伝えられるので、携帯電話会社の指定する電話番号にかけて、メッセージの内容を確認する必要があった。

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メールボックスに新しいメッセージが届いた

ボーダフォンが、今回展示していたのは、この音声メッセージを自動的に音声ファイル化し、“Multi Media Message”(MMS)として送信するサービスだ。つまり、プッシュ型の電子メールに音声ファイルを添付して、配信するサービスである。いちいち携帯電話会社が指定する電話番号にかけなくても、メールを開くだけでメッセージを聞くことができる。欧州でのサービス開始は、今年の夏を予定している。

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伝言メモ(音声ファイル)を携帯電話上で再生しているところ


3G回線による7.2Mbpsの電送実験


3G回線を使用して、下り最大7.2Mbpsの転送速度を実現する映像配信実験もデモンストレーションされていた。ブース内に設置されたカメラで映像を撮影し、商用の3G回線を介して、パソコン上に表示させるというものだ。

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左の写真は手前にあるカメラで、リアルタイムに撮影した動画を3G回線を通して、パソコンに表示している。右の写真は実際に表示されている映像だ


モバイルテレビのチャンネル数も拡大中

ボーダフォンが、欧州市場で2006年から力を入れている分野に、モバイルテレビがある。欧州のデジタルTV規格“DVB-H”に対応した携帯電話機が多数展示されていた。

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モバイルテレビに対応した『Nokia N92』


Frickerの画像をケータイに転送するサービス


Web 2.0サービスとの連携も、最近のボーダフォンが力を入れている分野だ。展示されていたサービスのひとつに、パソコン上で動画共有サービス“Frickr”の画像を表示し、そこから好きなものを携帯電話機に転送できるサービスがあった。これを利用するには、パソコンのブラウザーにボーダフォンが開発した専用ソフト『ComBar』をインストールする必要がある。

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人気の動画共有サービス“Frickr”(写真左)、専用ソフトのインストールによって表示した画像をケータイ向けに変換して転送できる(写真右)


GPS対応機種も登場


GPSを利用してカーナビとして利用できる端末も、ボーダフォンから続々と発売される予定である。

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ヨーロッパでもGPS対応のケータイが徐々に普及しつつある


ケータイ向け音楽配信もすでに100万曲が聞ける


ボーダフォンは、さまざまな音楽配信サービスと提携しており、現在「合法的に利用できる楽曲数は100万曲を超えている」という。会場では、英ソニー・エリクソン社のウォークマンケータイを利用したDJショーが繰り広げられていた。

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左の写真は手前にあるカメラで、リアルタイムに撮影した動画を3G回線を通して、パソコンに表示している。右の写真は実際に表示されている映像だ

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