松下電器産業(株)は31日、正面からみるとクレジットカードサイズとほぼ同じサイズで薄さ20mm台の“スタイリッシュコンパクト機”2モデルを発表した。価格はオープンプライス。
薄型化と操作性の向上がメイン『DMC-FX30』
『DMC-FX30』は、昨年7月に発表された『DMC-FZ07』(関連記事)の上位モデルという位置づけで、本体の厚さが約2mm薄い22mmとなった。
広角28mmからの3.6倍ズームという仕様は変わっていないが、レンズ構成を変更することで、レンズモジュールもコンパクトにした。非球面レンズ5枚を含む6群7枚構成となっており、EAレンズ(超高屈折硝材レンズ)も利用する。レンズバリアーも薄型化が可能なステンレス製とした。
操作性に関しても配慮しており、画面上のアニメーションでモードダイヤルの位置を確認できるようにしたほか、メニューの深い階層に降りず、背面の“FUNC”ボタンから呼び出せる“クイック設定”や日付の焼き込み機能も追加した。シーンモードの選択も文字による説明ではなく、アイコンを使用することで、一覧性を高めている。シーンモードには、新たに“夕焼けモード”と“ペットモード”が追加されている。
本体カラーは、マット調の“プレシャスシルバー”、ラバー塗装を施したソフトタッチの“エクストラブラック”(黒)と“アーバンブルー”(緑味を加えたコバルトブルー)、グロス調の“センシュアルブラウン”(シックな雰囲気のピンク)の4色が選べる。実売価格は4万円前後で2月22日に発売する。
DMC-FX30の主なスペック | |
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製品名 | DMC-FX30 |
撮像素子 | 1/2.5インチ有効720万画素CCD |
レンズ | LEICA DC VARIO-ELMARITO 光学3.6倍ズーム |
焦点距離/開放F値 | 4.6~16.4mm(35mm換算で、28~100mm相当) / F2.8~5.6相当 |
ISO感度 | 最大1250相当(高感度モード時3200相当) |
液晶ディスプレー | 2.5インチ低温ポリシリコンTFT(約20万7000画素) |
記録メディア | SDメモリーカードまたは内蔵27MBメモリー |
バッテリー | リチウムイオン充電池 |
バッテリー寿命 | 約280枚(CIPA測定基準) |
本体サイズ | 幅94.9×奥行き22×高さ51.9mm |
重量 | 約154g(装備重量) |
リーゾナブルに入手できるエントリー機種『DMC-FS1』
『DMC-FS1』は、DMC-FX30と同じスタイリッシュコンパクトに位置づけられるが、機能を若干限定し、よりリーゾナブルな価格で購入できるようにした新シリーズ。
基本性能はFX30とほぼ同等で、ズーム倍率が35mm相当からの光学3倍、撮像素子の画素数がFX30の有効720万画素に対して有効600万画素、液晶パネルの画素数も20万7000画素に対して、11万5000画素(サイズは2.5インチで同等)とするなど低コスト化を図っている。本体の厚さも24.2mmと従来機のFX07並みとなる。
ただし、バッテリー寿命はCIPA測定基準で、約370枚とDMC-FX30の280枚を上回る数字だ。
本体カラーは、若年層を意識したライトな印象のものとした。シルバー、ブルー、ピンクの3色が選択できる。実売価格3万円前後で2月9日の発売を予定している。
DMC-FX30の主なスペック | |
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製品名 | DMC-FS1 |
撮像素子 | 1/2.5インチ有効600万画素CCD |
レンズ | LEICA DC VARIO-ELMARITO 光学3倍ズーム |
焦点距離/開放F値 | 5.8~17.4mm(35mm換算で、35~105mm相当) / F2.8~5.0相当 |
ISO感度 | 最大1250相当(高感度モード時3200相当) |
液晶ディスプレー | 2.5インチ低温ポリシリコンTFT(約11万5000画素) |
記録メディア | SDメモリーカードまたは内蔵27MBメモリー |
バッテリー | リチウムイオン充電池 |
バッテリー寿命 | 約370枚(CIPA測定基準) |
本体サイズ | 幅94.1×奥行き24.2×高さ51.4mm |
重量 | 約153g(装備重量) |