読者の皆さん、こんにちは。正能茉優です。今月も大学時代に立ち上げたハピキラFACTORYの社長と、ソニーの会社員、そして慶應義塾大学大学院の特任助教の3つのお仕事をしています。2018年度のお仕事が終わりホッとしたのもつかの間、途切れることなく新年度が始まり、日々の締め切りに追われる毎日です。
さて、この連載では、働き方改革が進むこのご時世、会社や組織に関係なく「個人」で副業やパラレルキャリアを実現する方法や、その時の考え方について考えています。
今回のテーマは「で、結局何から始めたら、目指す働き方ができるんだっけ?」。前回は「“自分らしく働こうブーム”に、疲れてきちゃった!」という話を書きましたが、そうは言っても、現状の仕事以外にやってみたいことがある人はどうしたらいいのでしょうか。
考え方やスタンスの話ではなく、行動として、まずは何から始めたらいいのかわからない。どう動いたらいいのかわからない。新年度ということもあってか、最近、そんな相談を受けることが多くあります。
ランチタイムは年間で200時間もある?
私自身、最近、本職がすごく盛り上がっていることもあり、やりたいことがあるのに時間がない、という人の気持ちがわかるようになってきました(苦笑)。新しいことを始めるどころか、今やっている仕事ですら、締め切りギリギリになってしまうことも増えてきたように思います。
そんななか、新しいことに取り組む、あるいは新たなやりたいことを見つけることの絶望感たるや、想像を絶するものです。
でも、どうにか行動しない限りは、何も変わらない。
そこで、最近、私が気をつけているのが「ランチタイムの使い方」です。1日たった1時間。でも、積み重ねていくと、1週間に5時間、月に20時間。年間で見ると、なんと200時間を超える。なかなか大きな時間です。200時間もあれば、なにかできそうな気がしてきませんか?

この連載の記事
- 第335回 100点を目指さない勇気。家庭と仕事、両立時代のキャリア戦略
- 第334回 心の病気になりかけている。でも、休むことが怖い…
- 第333回 AITuberが競馬予想「うちゅうじんは競馬がしたい!」
- 第332回 【悩み】部下が流産。自分には子がいる。どう気遣うべき…?
- 第331回 死産後、うれしかった言葉 しんどかった言葉
- 第330回 ボカロ曲を作ったら、わからないことだらけで面白かった
- 第329回 ChatGPTがくれた「亡き子からの手紙」 喪失から立ち直るきっかけに
- 第328回 子の命を止めるなら、せめて下から産みたい──命がけで貫いた私の出産選択
- 第327回 DTM勢、AIを使って曲を作る。走り出しの補助をしてくれるのがよかった
- 第326回 初めてゲーミングPCを買った ローカルAIぶん回すぞ〜
- この連載の一覧へ

























