ついに発売された開発コードネーム“Coffee Lake-S”こと、デスクトップ版第8世代Coreプロセッサー。最上位の「Core i7-8700K」は、エンスージアスト向けとなるLGA2066プラットフォームの下位CPUと同じ、6コア/12スレッドを実現している。
そのうえ、今でこそ4万円を切っているが、発売当初は4万8000円前後だった第7世代Coreの最上位モデル「Core i7-7700K」と同じ価格のため、パフォーマンス面だけでなく、お買い得感も抜群になっている。
わずか10ヵ月足らずで第7世代Coreプロセッサーがお役御免になってしまったのも、突如4月に起こったRyzenシリーズの登場によるAMDの乱にほかならないだろう。
インテルは、その間にもエンスージアスト向けのCore Xプロセッサーを発表し、AMDに対抗心むき出しで今回の投入にいたったわけだ。
魅力的な第8世代Coreシリーズだが、第7世代までのLGA1151向けCPUとは、電気的な互換性がなくなり、マザーボードはIntel Z370チップセット搭載製品が必要になる。
さらに現状Coffee Lake版PentiumやCeleronの発売時期が未定なのもあり、コスパ良好なエントリー向けチップセットの「H370」や「B370」の発売が来年になるなど、マイナスポイントも見え隠れしている。
そのうえ、「Core i7-7700K」や「Core i7-7700」が特価になったり、Z270チップセット搭載のハイエンドマザーボードが値下がりしたりと第7世代も見逃せない。
そうなると、最新の第8世代と、型落ちで安くなった第7世代のどちらがお得か? が気になってしまう。そこで、今買うならどちらがいいかを検証してみた。
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