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松本典子の「はじめよう!Azure Logic Apps/Power Automateでノーコード/ローコード」 第64回

「HTMLテーブルの作成」アクションでメールに一覧表を組み込む

Power AutomateでSharePointリストにある申請データ一覧をメール送信する方法

2026年08月05日 15時00分更新

文● 松本典子 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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2-4. アクションの設定:HTMLテーブルの作成

 上述のアクションで抽出したSPOリストのアイテム(行)には、すべての項目のデータが含まれています。ここからメールに記載する項目だけを選び、表形式(HTMLテーブル)に変換します。

 検索窓に「データ」と入力し、「データ操作」コネクタをクリックしたうえで、アクション一覧から「HTMLテーブルの作成」を選択します。

アクションの設定:HTMLテーブルの作成

 以下の内容を設定します。

 (1)開始:「アレイのフィルター処理」アクションの動的なコンテンツ「本文」を選択
 (2)列:「カスタム」を選択

 (2)で「カスタム」を選択したうえで、「詳細オプションを表示する」をクリックします。

アクションの設定:HTMLテーブルの作成

 そうすると、上図のように表示が変わるので、(3)の「ヘッダー」と「値」はそれぞれ以下のように入力します。


ID:item()?['ID'] 申請日:item()?['CustomerName'] 申請者:item()?['RequesterName/DisplayName'] 経費区分:item()?['Category'] 金額:item()?['Amount']

 ここで「値」を入力する際、GUIから「動的なコンテンツ」を選択するのではなく、「item()関数を使った式」として入力します。動的なコンテンツを選択すると、自動的にApply to eachが設定されてしまいますが、このようにして現在処理中のデータを参照することで、Apply to eachを追加せずに設定できます。

 なお、item() 内で指定する列名は、SharePointリストの表示名ではなく、内部名を使用する場合があります。

2-6. アクションの設定:メールの送信 (V2)

 HTMLテーブルが準備できたので、それをメール本文に組み込んで送信します。

 検索窓に「Outlook」と入力し、「Office 365 Outlook」コネクタをクリックしたうえで、一覧から「メールの送信 (V2)」アクションを選択します。

アクションの設定:メールの送信 (V2)

 以下の内容を設定します。

 (1)宛先:メールアドレスを入力
 (2)件名:わかりやすい件名を入力
 (3)本文:赤枠内のアイコンをクリックし「コードビュー」を表示

アクションの設定:メールの送信 (V2)

 (3)で画面表示を「コードビュー」に切り替えると、HTMLコードを直接入力することができます。この機能を利用して、今回はスタイルシートを設定し、メール本文内のテーブルが見やすくなるようひと工夫してみます。

 以下の内容を設定します。

 (4)以下のスタイルシートをコピペします。


<style> table { width: 100%; border-collapse: collapse; border: 2px solid #0078D4; } th { background: #0078D4; color: white; padding: 14px 16px; text-align: left; font-weight: 600; } td { padding: 12px 16px; border: 1px solid #D1D1D1; } </style>

 (5)HTML テーブルの作成アクションの動的なコンテンツ「出力」を選択

 以上でサンプルフローの作成が完了しました。最後に忘れず「保存」して、テストを実行してください。

3. 実行結果

 今回のトリガーは「スケジュール済みクラドフローを構築する」で作成しているので、設定した日時にならないと起動しません。フローの完成後は「テスト」をクリックして、フローを実行しましょう。

スタイルシート未設定のHTMLテーブル

 上図は「2-6. アクションの設定:メールの送信 (V2)」でスタイルシートを設定せずに送信したメールの表示です。SPOリストからデータが正しく抽出されていますが、罫線が入っていないので、表として少し見づらいですね。

スタイルシート適用済みのHTMLテーブル

 一方、上図はスタイルシートを設定した後のメールの表示です。ちょっとした工夫で、一覧がずいぶんと見やすくなったと思いませんか。

4. 実行結果

 今回は、「HTMLテーブルの作成」アクションを利用して、SPOリストの申請中データを見やすい表形式に変換し、メールで通知する方法を紹介しました。HTMLテーブルを利用することで、メール本文に一覧表を見やすく表示できます。

 今回のフローは、社内申請の通知だけでなく、タスク一覧や問い合わせ一覧など、さまざまなシーンで活用できます。その内容に応じて、定期的に実行するだけでなく、新規登録があったらすぐに実行するようなトリガーに変えるのもよいでしょう。ぜひ、いろいろと試してみてください!

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