アップルは6月25日(現地時間)、MacやiPadをはじめとする14製品を一斉に値上げし、その理由を明らかにした。米メディアMacRumorsが同日に報じた。
今回値上げされたのは、全MacとiPad、Apple TV、スマートスピーカーのHomePodとHomePod mini、そしてVision Proだ。要するにiPhone、Apple Watch、AirPods以外の全てを考えて良い。
値上げ幅はHomePod miniの8000円からMac Studioの9万1000円までと幅広く、とくにメモリを多く積んでいる製品ほどその値上げ幅が大きいように見える。
そうした値上げについて、アップルはMacRumorsを始めとした各メディアに声明を発表。「今回の値上げの原因がメモリーチップの世界的な不足にある」と説明したという。
近年、クラウド企業やAI企業がAI向けの高性能サーバーを備えたデータセンターを次々と建設していることで、メモリーやSSDに使われるチップの需要が急増し、その価格が高騰している。
その状況を受けてアップルは「家電業界はかつてない難題に直面している」とし、「AIデータセンターの急拡大によってメモリーとストレージの需要が異常なまでに高まっている」と述べた。
そのなかで同社は「これまで顧客への影響をできるだけ抑えてきたものの、ついに値上げに踏み切らざるを得ない段階に達した」と説明。「歓迎されないニュースであることは理解しており、解決策を見つけるために全力を尽くしている」とコメントしている。
ただ、注目は単純に値上げの理由ではなく、アップルが「値上げを始める(begin raising prices)」という表現を使っている点だ。
これはつまり、今後さらなる値上げがある可能性を示唆していると言える。「解決策を見つけるために全力を尽くしている」とも述べていることから、待っていれば価格が下がる可能性もあるが、今のところメモリ需要は2027年中も減らないという見通しが有力だ。
つまり、欲しいときが買い時。
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