電流出力型DACの見直しなど、高音質のポイント
音質面では「電流出力型DAC」の採用に加え、ブロックコンデンサー、パワートランジスター、電源トランスといった主要パーツの改善などがポイントとなっている。音質については、引き続きサウンドマスターの山内慎一氏が担当しており、巧みなパーツ選定による高音質化がポイントとなっている。
電流出力型のDACはこれまでTI製だったが、改めて検討しなおし、シーラス・ロジック製の7ch DACに変更した。合わせて周辺回路やカップリングコンデンサーなども再検討して、I/V変換部に薄膜抵抗を採用するといったアップデートを加えている。AVR-X3900Hはこれを2基、AVR-X2900Hは1基備えている。プリアウトのS/N比が15dBアップするなど大きな改善が得られた。
ブロックコンデンサーは音に大きく影響を及ぼすパーツだが、電解紙の材質、固定材なしの基本設計、箔の引っ張り強度、巻きテンションの微調整など、容量こそ異なるもののフラッグシップ機の「AVC-A1H」と同じ箔を採用、同じ構造を指定して作成している。
特に進化幅が大きくなった印象のAVR-X2900H
パワートランジスターは従来機種では上位の「AVR-X3800H」と下位の「AVR-X2800H」で差をつけていたが、今回はそれをなくし、AVR-X3900HとAVR-X2900Hで同じものを採用している。これはAVR-X3800Hで採用していたパワートランジスターの大容量版となるため、特にAVR-X2900Hは大きなグレードアップを果たしたことになる。
電源トランスについても、AVR-X2900Hのグレードアップ幅が大きい。7.1chのAVアンプとして最高品質にすることを目指して、再設計。振動やノイズ発生要因を抑えている。ケイ素鋼板やショートリングの追加でノイズ漏れを最小化。かつメイントランスの振動を抑制するための追加プレートを搭載している。
特に追加プレートは音質に貢献していると山内氏も語っていた。なお、AVR-X3900Hの電源トランスは従来と同じもののようだ。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります
















