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これが世界第2位の実力だ! 画質も音も高水準なプレミアムテレビ「TCL C8L/C7L」の実力にため息

2026年05月29日 11時00分更新

文● 折原一也(語り) 構成●ASCII

提供: 株式会社 TCL JAPAN ELECTRONICS

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隙のない完成度を見せる「C7L」

――では、各製品の詳細について伺います。まず「C7L」の印象はいかがでしたか?

折原: TCLのSQD Mini-LEDラインナップでは上から3番目あたりの位置付けになるかと思いますが、実際にコンテンツを見ると「これで十分プレミアムだ」と思わされる実力があります。

C7L。SQD Mini-LED搭載の機種としてはリーズナブルとなっている。

 『トップガン マーヴェリック』を視聴しましたが、この時点で色の正確さ、深み、解像感が十分に出ています。HDRらしい輝きも素晴らしいですが、特筆すべきは暗いシーンの表現力です。階調が崩れることなく、黒がしっかりと沈み込む。映像モードも、明るい部屋向けの「映画モード」、暗室での視聴を想定したマニア向けの「Filmmaker(フィルムメーカー)モード」、そしてその中間的な「IMAXモード」と、シチュエーションに応じた使い分けが完璧に機能しています。

――スペック的には、日本メーカーのどのあたりに匹敵するのでしょう。

折原: 海外で公開されているスペックシートを見ると、最大輝度は3000ニト(65~85インチの場合)、ローカルディミングは最大1600分割(85C7Lの場合)に達しています。日本では具体的なスペックを公開していないメーカーが多いのですが、これは国内ブランドで言えばミドルハイからハイエンドの機種に相当します。つまり、TCLにとっては「スタンダードなプレミアム」であっても、市場全体で見れば他社のトップクラスと肩を並べるスペックを持っているということです。

 暗い映像での「ハロー(光漏れ)」も想像以上に少なく、完全暗室で斜めから見てもうっすら気づく程度。国内メーカーの製品よりも抑えられていると感じる部分すらありました。

異常なまでの超高性能、フラッグシップ「C8L」

――続いて、上位モデルの「C8L」について教えてください。

折原: C8Lは、スペックを見ただけで驚きました。最大輝度6000ニト、ローカルディミングは3200分割。これはもう、現時点での業界トップと言っていい「異常なほどの高性能」です。他社の最上位モデルでも4000ニト、2000分割程度ですから、数値の時点で次元が違います。

C8L。最大サイズの98型モデルはスタンドが、中央ではなくサイドにあるタイプとなる。

――実際の画質も、やはり「C7L」を上回るものですか?

折原: はい、想像以上に差がありました。C7Lが「正確でモニター的」な良さだとしたら、C8Lはそのポテンシャルを使い切るような「クリエイティブな表現力」を持っています。

 解像感と立体感がさらに強調され、色情報が内側からみなぎっているような深みがある。特にHDRの効果がすさまじく、ジェットエンジンの噴射口やコックピット内の計器の光などが、現実世界のような「まぶしさ」を持って目に飛び込んできます。単に派手なわけではなく、次世代デバイスだからこそ到達できる、真実味のある映像表現。斜めから見た時の安定感もさらに向上しており、マニアが抱く不安要素が一切排除されています。

「地デジ」がきれい、海外メーカーの壁を越えた画像処理

――日本で使う以上、地上デジタル放送の画質も気になります。

折原: そこが今回、私が最も驚いたポイントかもしれません。実はこれまで、海外メーカーにとって日本の「地デジ放送」は最も扱いにくい「鬼門」でした。「地デジ放送」は、方式の古いMPEG-2の信号でノイズが多く美しく観ることが難しい側面があります。しかし、C7L/C8Lで見る「地デジ放送」は、ものすごくきれいです。

入出力端子は正面から見て右側に配置。3系統のHDMI端子や録画などに使用できるUSB端子が確認できる。

 Blu-ray Discに録画した朝のニュース番組を視聴しましたが、出演者が多く、画面全体が明るいという、画像処理が破綻しやすいシーンでも完璧にこなします。一部のメーカーだと、顔認識が追いつかずに不自然になることがありますが、TCLにはそれが一切ない。肌の質感、ノイズの少なさ、テロップの鮮やかさ。日本メーカーのお家芸だと思われていた「地デジの作り込み」を、TCLは普通にこなしてしまいました。

 ドローンで撮影した紅葉の映像を見ても、自然な発色バランスを維持しつつ、デバイスのポテンシャルを活かして本来の被写体の色を再現できている。これは絵作りとしてのセンスが非常に高い証拠です。

テレビの常識を覆す「Bang & Olufsen」監修のオーディオ

――音響面についても、今回は大きなトピックスがありますね。

折原: はい、デンマークの超高級オーディオブランド「Bang & Olufsen(バング&オルフセン)」が監修したサウンドシステムが搭載されています。ここで指摘しておきたいのは、従来のテレビの音とは思想が全く違うサウンドになっている点です。

 普通、ハイエンドテレビの音作りは「ハリウッド映画のようなサラウンド感」を目指して、低音をズンズン鳴らし、空間を無理に広げようとします。しかし、TCLのC8L/C7LでBang & Olufsenが目指した音は「オーディオ」なのです。目の前で、オーディオ用の大型スピーカーが鳴っているような、ストレートで純粋な音の良さを追求しています。

2026年モデルから、Bang & Olufsenのオーディオシステムを採用している。

――具体的にはどのような聞こえ方なのですか?

折原: とにかく情報量が多く、セリフが聞き取りやすい。低音も迫力任せではなく、立ち上がりが速く、響き渡るような上質なものです。驚いたのは、空間が「横」ではなく「画面の奥」に広がって聞こえること。これはテレビスピーカーとしては異例です。

 音楽番組を聴くと、ベースの音程感や分離感がしっかりしていて、本当に心地いい。正直、10万円以下のサウンドバーを後付けする価値はありません。C8Lに至っては、これ単体で20万円クラスのオーディオシステムに匹敵する満足度があります。この製品については「テレビの音は悪い」という常識を捨てていいと思いました。

 さらに「Beosonic」というカスタマイズ機能が秀逸で、直感的に音質を自分好みに変えられます。しかもイコライザー特有の音質劣化がほとんどない。音楽好きな人や音響に詳しい人が聴いても「これならアリだ」と納得させる仕上がりです。

 なお、C8LとC7LはどちらもBang & Olufsenのサウンドと銘打たれていますが、実際の音はかなり異なる。見た目からは感じ取りにくい部分なので、ぜひ店頭などで体験してほしい。

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