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機能とUIを切り離し、エージェント向けにAPI/MCP/CLIを提供 ― 「TDX 2026」基調講演

人間もAIエージェントも一緒に使うSalesforceへ 新アーキテクチャ「Headless 360」発表

2026年04月22日 07時30分更新

文● 末岡洋子 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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人間とエージェントが同じ基盤を使う時代の新アーキテクチャ「Headless 360」

 AIエージェント時代の変化に対するSalesforceの回答が、今回発表した「Headless 360」である。

 インゼリロ氏は、Headless 360とは「エージェンティック・エンタープライズのためのアーキテクチャ」だと説明する。同氏によると「企業がエージェンティック・エンタープライズになるための、最大の障害は人材」であり、この問題は、人間とエージェントが1つのプラットフォーム上で協業できるHeadless 360を通じて解決できるという。

 Headless 360は、コンテキスト供給のためのシステム「Data 360」、業務のためのシステム「Customer 360」、AIエージェントのためのシステム「Agentforce」、エンゲージメントのためのシステム「Slack」という、4層構造のアーキテクチャとなる。既存のシステムを並べたようにも見えるが、これらすべての層をエージェントが操作できるように /MCPツール/CLIコマンドを開放する。

Headless 360は「エージェンティック・エンタープライズのためのアーキテクチャ」(画像出典:Salesforce Webサイト)

 これらのシステムはコンポーネント化されており、「好きなように組み合わせながらエージェントに指示できる」とインゼリロ氏は説明する。それと同時に強調したのが「表面は変わっても、プラットフォームは変わらない」ということだ。したがって、エージェントが人間の代わりにSalesforceを操作する場合も、承認チェーンや業務ルールといった、既存の業務ロジックはそのまま引き継ぐことができる。

 インゼリロ氏は、この仕組みを“レゴブロック”にたとえた。外部のコーディングエージェント(Claude Code、Cursor、Codex、Windsurfなど)から、Salesforceのデータ/ワークフロー/メタデータに直接アクセスして構築やデプロイが可能だ。

 基調講演では、Headless 360を使ったソフトウェアの設計、ビルド、テスト/評価、デプロイ、試用、監視、コントロール/オーケストレーションと、各段階のデモも披露した。

 たとえば、エージェントをビルドしてスケールするデモでは、GA(一般提供)前の機能を先行公開する新サービス「Agentforce Labs」を使って、AIと対話しながら構築したいエージェントの機能を説明。それによりClaude Codeへのコマンドが生成され、それを貼り付けるだけでプロビジョニング、Agent Sciriptの設定、デプロイを一括で実行する様子を見せた。

新サービス「Agentforce Labs」のデモ画面

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