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遊食 ! 東日本 第46回

金沢には、行ったら絶っ対食べたい美味しいものが「7つ」ある!【金沢市の旅#2:グルメ編】

文●南條知子 マップ●フジマキ容子

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金沢市民の台所といわれる「近江町市場」

 金沢駅からバスにゆられて10分ほどで行けるのが、金沢市民の台所といわれる「近江町市場」です。徒歩でも15分くらい、バスだと2駅でバス停「武蔵ヶ辻・近江町市場」に着きます。江戸時代の享保6年に始まり、金沢を城下町としていた加賀藩の御膳所だったという近江町市場には、約170軒の店舗が軒を連ね、飲食店だけで40店以上あるそうです。

バス通りに面している、近江町市場の入り口

カニもありました

ここにも「梅貝」が!

 市場に足を踏み入れると、魚屋さん、八百屋さん、乾物屋さんなどが両側に並び、あちこち気になってキョロキョロしてしまいます。

 中でも気になったのが、「どじょうの蒲焼き」。金沢では蒲焼といえば鰻よりどじょうだそうで、ここ近江町市場でも何店か見かけました。こちらが3番目の絶対食べたいグルメ!

「杉本水産」

どじょうの蒲焼き1本150円

 杉本水産の活気ある呼び込みに引かれ、1本食べてみました。150円って安い! どじょうの蒲焼き、しかも串って初めて食べたのですが、泥臭さはなく、骨や皮のカリッとした食感がおいしかったです。もう1本食べればよかった……。

「金沢どら焼き堂」

 市場にはスイーツもあります。明治21年創業の和菓子屋「越山甘清堂」が手がけるどら焼き専門店「金沢どら焼き堂」を発見。発酵小豆や加賀棒茶のエキスが入った生地で、あんこやクリーム、フルーツを挟んだどら焼きが食べられます。

「金沢どら焼き堂」のメニュー

「加賀棒茶」500円

 ここはもちろん石川県発祥の「加賀棒茶」を使ったどら焼きを選びます。生地とクリームに加賀棒茶が使われているようで、ほうじ茶の香りがする、すっきりとした甘さでした。今回知ったのですが、加賀棒茶は「茎」のみを焙煎するのが普通のほうじ茶との違いだそうです。

「酒の大沢」

 市場には酒屋さんも1軒あります。お酒専門店「酒の大沢」では違いを教えてもらいながら、お土産用に300mlの日本酒を買いました。「何が違いますか」などと聞くと、お店の方がいろいろ説明してくれます。

純米大吟醸、純米吟醸、辛口、超辛口と4種類の「加賀鳶」を購入

近江町市場
住所:石川県金沢市上近江町50
HP:https://ohmicho-ichiba.com/
アクセス: JR金沢駅よりバスと徒歩で約15分

「金沢おでん」が想像以上だった

 金沢で楽しみにしていたグルメその4が「金沢おでん」です。地元の方におすすめされた「菊一」さんに伺いました。金沢駅から10分ほどのバス停「香林坊」から徒歩2分ほどです。

金沢おでんの人気店「菊一」

 昭和感あるどこか懐かしい雰囲気の店内と、お店の方の感じがとてもいい。

目の前に広がるおでん鍋。すっかりおなじみ、梅貝の姿も見えます

 「金沢おでん」とは、普通のおでんと何が違うのでしょうか。菊一の女将・宮崎美恵子さんに聞きました。金沢おでんは地元の食材を使っていることが特徴で、車麩、梅貝、赤巻き(なると)が具材にあることが特徴だそうです。冬は香箱蟹を使った「カニ面」があるとのこと。次回は絶対に香箱蟹に時期に行くんだ……。

 こちらでは「ひろず」と呼ばれる「がんもどき」も金沢おでんならでは。正式には「ひりゅうず」、漢字で書くと飛龍頭。関東のがんもどきは生地にニンジンやひじきが練り込んでありますが、金沢のがんもどきは龍に見立て、中にぎんなん(目玉)、ニンジン(心臓)、ごぼうと蓮根(骨)などが入ります。上にのった黒ゴマはひげ。

くるま麩(250円)、大根(300円)、玉子(150円)、ぎんなん(200円)

ごま、かぼちゃ、よもぎの「3色生麩」400円

金沢がんも(450円)

手前が「赤巻」200円、奥が「金時草ふかし」250円

 「金時草ふかし」も初めて食べました。金時草は表が緑色で裏側が紫色の「加賀野菜」で、地元ではほうれん草のように食べるそう。それを練り込んだはんぺん「金時草ふかし」、色もきれいで美味でした。

「牛すじ煮込み」600円。お酒が進む!

おでん菊一
住所:石川県金沢市片町2−1−23
アクセス: JR金沢駅よりバスと徒歩で約15分

にし茶屋街で念願の和菓子をいただく

にし茶屋街にある「桜桃(ゆすら)」

 そういえば金沢に来てからまだ一度も和菓子を食べてません。茶屋街=和菓子というイメージがあるので、食べたくなるんですよね。というわけで、金沢で絶対食べたい、5番目のグルメは和菓子です。

 ということで、にし茶屋街にあるカフェ「桜桃(ゆすら)」さんにお邪魔しました。常連さんによると、芸妓さんたちもよく来店しているそうです。

この席に芸姑さんが座っているところを想像してみて

 かつサンド、金澤カレー、ハントンライス、茶蕎麦、たまごサンド、あんホイップサンド、ガトーショコラ、紅茶シフォン、ぜんざい、珈琲ゼリー、ほうじ茶ジェラート、わらび餅パフェと、メニューが非常に豊富でなかなか決められなかったのですが、初志貫徹で、東山にある和菓子の名店「吉はし」の上生菓子と桜桃自家製ラスクがセットになった「お抹茶」(1000円)をオーダー。

お抹茶(1000円)

見るだけでテンションが上がる

 そう、こういうのが食べたかったんです! 茶屋街で和菓子、幸せ。そして度肝を抜かれたのが、抹茶の自家製ラスク。めちゃめちゃおいしかった!

 そして実はこちらのお店、一番人気メニューは「カツサンド」(1000円)なんですって。カツサンド好きな私としては食べないわけにはいきません。

「桜桃名物カツサンド」(1000円)

 揚げたてのカツがジューシー! パンは自家製ではないとのことですが、パンもおいしい。テイクアウトできると聞いて、買ってしまいました。翌朝食べてもおいしかったです。

 ちなみにこちら、珈琲も本格的でした。

桜桃の店主、奈美さん

桜桃
住所:石川県金沢市野町2丁目24−4
HP:https://yusura.cafe/
アクセス: JR金沢駅よりバスと徒歩で約20分

にし茶屋街

 ひがし茶屋街に比べると、にし茶屋街は静かでゆっくり散策できました。歩いていたら忍者寺として知られる人気観光スポット「妙立寺」にたどり着き、外観の写真を撮ることができました。敵をかく乱するさまざまな仕掛けからそう呼ばれるようになったそうですが、実は、忍者とはまったく関係ないとのこと。

「忍者寺」として知られる妙立寺

 さて、あとはお土産を買うだけ。6番目と7番目の美味しいものはお土産に買って帰ります。今回のお土産は、どちらも地元の方に教えてもらったもの。1つは、桜桃のお隣にある「甘納豆かわむら」さんの甘納豆。ショップ以外ではあまり売っていないようなので思わずたくさん購入してしまいました。食べたことのないおいしさで、もっと買えばよかった。

「甘納豆かわむら」

「白花美人」410円を購入

粒が大きい!

甘納豆かわむら
住所:石川県金沢市野町2丁目24−7
HP:https://mame-kawamura.com/
アクセス: JR金沢駅よりバスと徒歩で約20分

 もう1つのお土産は定番、中田屋の「きんつば」です。地元の方は、「結局これが一番おいしい」と言ってました。

 金沢のいいところは、金沢駅ビルのショッピング施設「金沢百番街あんと」が、とても充実していることです。新幹線に乗る前にいろいろ見て買えるのはうれしいです。

「金沢百番街あんと」内の中田屋

中田屋のきんつば3個入り(648円)を購入

あんこの粒が大きくておいしかった

新幹線に乗る直前にご当地ラーメン

 お寿司もおでんもカレーも堪能した金沢の旅。お土産も買い、さあ帰ろうと思ったら「あんと」のレストラン街で「8番らーめん」を発見。街中で見かけて気になっていた、石川県加賀市発祥の「野菜らーめん」チェーンです。熱々のラーメンを急いですすって新幹線に乗り込みました。大満足! あれ、7つの美味しいものを紹介するはずが、8つになってしまいました(笑)。

「小8番・醤油」946円

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