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旅の達人が伝える! スマートトラベラーへの道 第133回

伝説の“レタス塗装”が帰ってきた。キャセイが仕掛ける“空のタイムトラベル”

2026年02月18日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス/ASCII

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●1946年、2人のパイロットから始まった物語

 キャセイパシフィック航空の創業は1946年。アメリカ人のロイ・ファレルとオーストラリア人のシドニー・デ・カンツォという、2人の元空軍パイロットによって設立されました。

 当初は「ベッツィー」と名付けられたダグラスDC-3型機で、オーストラリアから戦後の中国へ、衣服や歯ブラシといった生活必需品を運ぶ貨物輸送からスタート。社名の「Cathay(キャセイ)」は中国の古名、そして「Pacific(パシフィック)」には、いつの日か太平洋を越えてアメリカへ飛びたいという、創業者たちの壮大な夢が込められています。

「ベッツィー」と名付けられたダグラスDC-3型機のモデルプレーン

 日本との縁も深く、1959年には羽田へ、翌1960年には大阪(伊丹)へ就航しており、60年以上前から日本と世界を繋ぐ架け橋となってきました。

80周年記念のグッズも数多くリリースされています

●制服まで復刻!? これは空のファッション博物館

 80周年を祝うのは機体だけではありません。絶対に見逃せないのが「歴代ユニフォーム」の復刻キャンペーン。2026年を通じて、約2000名の客室乗務員や地上職員が、過去のデザインの制服を着用して業務にあたります。

左から古い順にキャセイの歴代ユニフォームになります

 そのラインナップをみてみると実に豪華。創業当初のミリタリー調デザイン(1946年~)に始まり、1970年代のサイケデリックな波柄が印象的なピエール・バルマンのデザイン、そして1980年代に採用されたエルメスによるエレガントなデザイン、1990年代のニナ・リッチ と、ファッション史とも言える華やかさ。空港や機内で、どの時代の制服に出会えるか探してみるのも、今年だけの楽しみかたです。

1946年から1950年の初代ユニフォーム

1970年代に着用されていたピエール・バルマンデザインのユニフォーム

1980年代はエルメスによるエレガントなデザインのユニフォーム

1990年代のニナ・リッチによるデザインのユニフォーム

●過去だけじゃない。2兆円規模の“未来投資”

 ちなみにキャセイの機内設備やラウンジ「The Pier」や「The Wing」のクオリティの高さも有名。以前の記事で新しい扉付きのビジネスクラスシートを紹介していますが(関連記事「初の“扉付き”ビジネスクラスシート誕生!」)、ラウンジも今後7年間で1000億香港ドル(約2兆円規模)以上を投じて刷新してくとのこと。今回の取材会は成田空港のキャセイラウンジで開催されましたが、こちらも年内に改修をスタートさせる予定とのこと。現状でもじゅうぶん豪華なラウンジですが、今後が楽しみです。

成田空港のキャセイラウンジ。なかなかに豪華です

ラウンジのシンボルはARITA PORCELAIN LABが手がけたグラスディスプレイのアートワーク

ラウンジでは80周年記念のカップケーキを提供していました(イベント日限定)

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