eスポーツのイベントに協賛するのは今回が初
「ポケモンは本当に良いIP」「eスポーツと一緒に成長していく未来を描きたい」──Qoo10が“ポケモンユナイトの大会”に協賛した理由
急成長するeスポーツ業界と共に描く未来
——昨年12月、Qoo10は高校バスケの「SoftBank・ウインターカップ2025(第78回全国高等学校バスケットボール選手権大会)」にも協賛されていました。これはわかりやすく、スポーツイベントに対する協賛ですよね。先ほど「オフライン/オンライン両軸」という話題もありましたが、広く“スポーツ”と考えた中の一つにeスポーツがあったのか、一般的な“スポーツ”とは別の視点でとらえているのか、そのあたりはいかがでしょうか。
権田 スポーツ全体という点では、まず、我々の顧客の属性が10代から30代までが中心ですね。そこで、参加者が若い方々であるもの中心に協賛してきました。お話にあったウインターカップや、東京六大学野球などです。
それらの歴史のあるスポーツに対して、eスポーツは急成長を遂げている分野です。オンライン上で対戦を繰り広げるeスポーツと、我々のビジネス体験は、オンライン上で接点を持っている点で共通しています。Qoo10とeスポーツに共通する世代のファンのお客様と一緒に成長していく未来が描けるとよいと思っています。
——eスポーツという分野に対して、特に期待していることはなんでしょう。
権田 先ほどの「顧客の属性」という話とも通じますが、Qoo10はショッピング自体を楽しめる「エンターテインメントコマース」とメッセージさせていただいています。eスポーツという存在も、「ファンが集まるコミュニティ」として括られていると思っています。
つまり、エンターテインメント性の高いeスポーツを、ファンがたくさん集まるコミュニティとして認識して、協賛しているわけですね。我々のお客様が楽しんでいただけるコミュニティという点で、eスポーツに期待しております。
——eスポーツといってもいろいろなタイトルがある中で、ポケモンユナイトを選んだ理由はどのあたりにあるのでしょうか。
権田 まず“デジタル”という部分で、オンライン上でお客様と接点を持っている。加えて、Qoo10は若年層の方から多く支持いただいているマーケットプレイスですので、ポケモンを愛する方々との顧客層の親和性、そういったところも接点が多くあると考えています。
オフラインでも対面して
プロモーションできる機会を持てる
——先ほど、eスポーツ業界に協賛することが初めての試みであるとおっしゃっていました。それに対して、社内でどのような意見があったのでしょう。
権田 まず、eスポーツそのものへのネガティブな意見というものはありませんでした。ですので、この領域への挑戦についてはハードルはなかったですね。
一方で、初めての取り組みということは事実ですから、eスポーツを楽しまれている方々の年代や性別が、弊社のお客様とどれぐらい重なるかというところは慎重に議論しました。結果的に、特にポケモンユナイトについては弊社のお客様と規模が重なるところがあったので、参画させていただいたという背景があります。
——今後、Qoo10としては、eスポーツを通じてどういったふうにプロモーションしていく予定でしょうか。
権田 eスポーツに関しては、まずPUACL2026の協賛をしっかりやらせていただくというところから考えていきたいなと思っていますね。オフラインの決勝大会となる「PUACL2026 FINALS」でも、直接来場された方とコミュニケーションを取る予定で、実際の現場に我々も足を運び勉強させていただきたいと考えています。
具体的な内容でいいますと、物販グッズをQoo10のサイト内で販売することはもちろん、SNSでの決勝大会の観戦チケットプレゼント企画も準備している段階です。サイトの内外と、当日の場所も含めて準備をしていこうというのが、PUACL2026に関するプロモーションですね。
——サイトの内外というと、先ほども話されていた「オフライン/オンライン両軸で」ということになりますね。
権田 そうですね。オンラインでいえば、日本のEC化率はまだ9%ですが、アジアでは10%、20%を超える国もありまして。韓国などは日本よりも早く拡張されています。そういったところを含めて、どんどん時代に合って成長していく必要があるのかなと。
商品軸の部分でいうと、当社はビューティー関連商材の豊富なラインナップに加え、家電の取り扱いもありますね。Nintendo Switchも人気商品のひとつで、今まさに「メガポキャンペーン」というプロモーションを開催中です(編注:取材時点)。
そういった傾向もあり、必ずしも美容関心層に限らず、デジタル、エンタメ商品へ関心を持つお客様に、オンラインだけでなくオフラインでも対面のプロモーションができる機会を持てる。それは、非常にポジティブなことだと思っています。


